元本確保商品を軽視してはいけません

「資産の4分割」とよく云われます。

日本株、外国株、日本債券、外国債券の4種類に連動した商品を分散して保有することが奨励されます。

確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)の運営管理機関によっては、REITに連動した商品も扱っています。

これを含めれば5分割が推奨されています。

 

一方、「元本確保商品を持ちましょう」とはまず云われません。

国や金融関係者など、確定拠出年金の制度を普及させようとする側は、元本確保商品の持ち過ぎをむしろ問題視しています。

元本確保商品の比率が高くなればなるほど、この年金制度の意義が失われます。

リスク資産をいかに国民が買い支えるか、この意義に元本確保商品は逆行するからです。

元本確保商品を保有するということは、郵便貯金に預けるのとなんら変わりがないからです。

 

私は、元本確保商品は一定比率は持つのがよいと思っています。

低リスクといわれる債券、REITであってもリスクがあるには違いありません。

リスクがある資産とない資産を明確にすべき、という点から一定比率は、元本確保商品にすべきです。

 

そして、リスクがある資産とない資産との間での「流動性」を、もっと意識して運用すべきです。

「流動性」とは、以前にも出てきましたね。ミミズの推進力です。

ミミズは、口から土を呑みこんでお尻から吐き出す推進力で、畑の中を動き回ります。

畑は、ミミズが動き回ることで、フカフカな土壌が形成され、その結果豊かな恵みをわれわれに与えてくれます。

 

投資についても、ミミズのイメージです。もっと売買行為(スイッチング)をやるべきです。

売買により、マーケットが活性化する。

資本主義の中で生きています。マーケットに活気があると、われわれの生活も豊かになるという前提で、世の中は成り立っています。

 

なにも、資産のすべてを売買(スイッチング)するのではありません。一か八かのギャンブルを推奨するわけではありません。

数パーセント程度のごくわずかの資産を、売ったり買ったりして流動的な状態を作り出すのです。

元本を痛めず流動性を高めることにより資産を増やす手法は、イチロー効果として度々このブログで述べてきました。

 

確定拠出年金は取っつきにくいです。リスクを扱うからです。

リスクは怖いです。リスクとちゃんと向き合うために、リスク資産とリスクでない資産は明確にすべきです。

その意味で、リスクがない資産としての元本確保型商品は、一定比率保有すべきでしょう。

 

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