いよいよフランス大統領決選投票

4月下旬の1回目投票により4候補者が、中道・独自派マクロンと極右ルペンの2氏に絞られました。

EU離脱、反移民を唱え旋風を起こしたルペン氏に世界が注目してきました。

マクロン氏が当選しても、1958年からの第5共和制で初めて、2大政党に属さない候補という点で、あらたな政治の幕開けとなります。

5/7只今、決選投票中です。

 

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金額=単価×数量。この単純な公式をすっとばして経済の話がなされることが、あまりに多い、そう感じています。

 

仏調査会社の5/5世論調査による支持率は、マクロン氏が63%、ルペン氏が37%。

1回目投票後、マクロン氏は「祝賀会」を開いたとして批判が集まりました。

しかし、その後は世論調査による支持率はジリジリ差が広がりました。

両候補によるテレビ討論会では、ルペン氏劣勢。

秘書給与の架空受注疑惑が浮上し、同氏に追い打ちを掛けました。

 

一方、マクロン氏は、大規模なサイバー攻撃を受け電子メールなどの内部情報が大量に流出したとの報道もありました。

米国での前大統領選でも終盤にきて、クリントン候補のメール問題が蒸し返されました。その再来を意識せざるえません。

仏選挙管理委員会は、この問題に関する報道自粛を呼び掛けています。

最後まで話題に事欠かない大統領選です。

 

マーケットはというと、マクロン氏当選に疑いを持っていないようです。

フランス主要株価指数CAC40は、5/1週は週間3.13%上昇。イタリアFTSE MIBが4.24%、ドイツDAX2.24%と上昇。

欧州株が、米国ダウや日経平均株価をけん引した格好です。

ユーロ高が進みました。

5/3米FOMC表明文による6月利上げ路線の堅持、5/5米雇用統計での非農業部門が市場予想を上回る21万人は、ドル高要因でしたが、ユーロが勝っていました。

ユーロ/ドルは、1.10ドルまで回復。2017/11上旬トランプ当確時の水準です。

フランス10年債利回りも低下の一途。2月に日本の投資家が大量に売却して話題となりましたが、信頼が回復しています。

 

マーケットの予想にハマりすぎとも感じています。明日は、利益確定のチャンスとみました。

確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)のスイッチングは、明日5/8は売りに傾けました。

日本市場が連休中に、ポジティブ材料が溜まりました。ドル/円は連休前より1円程度安い。それにも増して、ユーロ/円が円安に大きく振れたことも意識されるでしょう。

東京株式市場は、急上昇で始まるのではないかとおもいます。

ただ、フランス大統領選の結果は、東京時間だけでは織り込めないはず。急上昇で始まっても、その後は一進一退だと予想します。好業績発表が期待されるので下げづらいとも思います。

万が一ルペン氏当選なら、誰もが今後を全く見通せません。その理由からも、売りに傾けるべきだと考えました。

 

順当にマクロン氏が当選しても、今後は売り材料になるかもしれません。

マクロン氏が立ち上げた政治グループは、1年前に誕生したばかりです。国民議会に議席を持っていません。

6月の国民議会選挙でどれだけ議席を取れるかに注目が移ります。

首相を自身の党から輩出できなければ、政策実現で早くも行き詰まります。

 

フランス大統領選は、日本時間明日未明(5/8朝)に結果が判明します。

確定拠出年金のスイッチングは明日の朝もう一度見直そうと思っています。

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