バフェット指数(バフェット指標)と米利上げ

日本人には馴染みが薄い米国中西部のネブラスカ州。

片田舎とも云われる州のオマハという町に住む一人の投資家は、日本でも大人気です。

「オマハの賢人」こと、ウォーレン・バフェット氏。

彼自身は本を書いたことがないらしく、しかも日本企業の株なんて1株も持っていないのに、日本では「バフェット本」が溢れています。

 

ビル・ゲイツに次ぐ長者番付2位が常連のバフェット氏。

マクドナルドのハンバーガーをこよなく愛したり、気さくなトークでもりあがる株主総会などが、大金持ちなのに庶民的な感覚を漂わせています。

「永久保存銘柄」と称して、一度投資を決めた銘柄は生涯手放さないという投資スタイルも、「頑固おやじだけど気は優しい」といった雰囲気を醸し出しています。




 
バフェット氏に学ぶ複利効果、100年後のダウは100万ドル
 

バフェット氏が嘆く理由はインデックス投信でも同じ

 

投資を決める理由もシンプルだと云われています。

「男のヒゲは伸びる」といって、髭剃りメーカーのジレットに投資をはじめました。

私も株式投資を始めたころ、アデランスの株を買いました。「男は剥げる」と、世の中でのカツラの普及を信じました。

聞きかじったバフェットの逸話に、もろ影響を受けていました。

 

アデランスは、かつて「モノ言う株主」で有名なスティール・パートナーズからの攻防で財務的にはヘトヘトでした。

そんな事情も知らずカツラの将来性にかけ、株を買いました。大きな損失を被り泣く泣く売りました。

売った頃の2013年、ライバルのアートネイチャーは東証1部上場。指をくわえて、アートネイチャーの株価をみてました。

一方、アデランスは、2016年、MBO(経営陣が参加する買収)により上場廃止。

オーダーメード重視のアデランスは、「お出かけ前にちょい付けなら廉価品でいい」という女性用カツラ(ウィッグ)の市場拡大にともないシェアを失っていきました。

「男は剥げる」も今思えば、あながち間違いではなかったです。剥げ隠しは、髪型を気にするからこそ。事情は違えど、ロンゲが難しい毛質の人が多いアフリカではカツラの需要が高まっています。化学メーカーのイメージが強い日本企業のカネカが、アフリカでトップシェアを誇っているようです。

 

さて、ウォーレン・バフェット氏です。

彼の名を称した株価指標があります。バフェット指標。

各国の主要株式市場の時価総額が、名目国内総生産(GDP)で割った数値です。

この数値が100%を超えると、「過熱気味」だと彼はいうのです。

 

日本のGDPとは、「日本国内で稼いで儲けたお金がいくらか」を意味しています。

儲けたお金と株価との相関関係は、誰もが大変気になります。

その相関関係の良し悪しの分岐点が100%だと云われる根拠は、バフェット氏の神通力でそう云われているという以外、よくわかりません。

 

6/4号日経ヴェリタス『好調の新興国株、なお割安?』によれば、日本のバフェット指標は108%です。米国は136%。日米は過熱気味。

アベノミクス下では、「2020年に名目GDP600兆円」の目標が打ち出されているのだから、現在約550兆円が600兆円にジャンプアップできれば、

バフェット指標からもノーマルな状態になるのかもしれません。

記事によれば、インド68%、インドネシア37%、アルゼンチン14%と、新興国は伸びしろは十分のようです。

新興国の経済成長に牽引されて、日本のGDPは増加するのでしょうか。記事からはそんなストーリーを感じました。

 

来週6/13~14の米FOMCでは、利上げが確実と云われています。

利上げなら、新興国のマネーは米国に回帰していく流れが強まります。

でも、直近、新興国の株式市場が世界的なニュースになることはありませんでした。おおむね安泰か。

 

確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)の資産は、売りを強めるべきか買いを進めるべきか。

来週の米利上げの前後の経済ニュースを気にかけていきたいと思っています。




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