基準価額の算出はブラインド方式

確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)で扱う金融商品は、1日1回商品単価が決まります。この商品単価を「基準価額」と云います。

基準価額は、1万口当たりの単価が公表されます。一口1円なら10,000円として公表されます。




セリには大きく2種類

 

金融商品は、株式や債券に連動して値付けされます。買う人と売る人がいるから成り立ちます。セリで基準価額は決まります。

買い手が多いと高い単価でセリは成立します。買い手の需要が少なければ売り手は安い単価を余儀なくされます。

セリには大きく2種類あります。

1.単価をオープンにする方式
あらかじめ単価を決めてしまいます。受益者にとっては売買金額(=口数×単価)を事前に知ることができます。

2.単価をブラインドする方式
受益者は単価を知らずに注文を出します。売買注文を全て集めてから単価が決まります。
買い注文は金額を指定するので、購入口数(=金額/単価)を後から知ることができます。
売り注文は口数を指定するので、売買金額(=口数×単価)を後から知ることができます。

 

比較してみると

 

かつては、1.の方式で基準価額は決まっていました。
単価は前日基準価額でした。

たとえば、日経平均株価に連動した商品だとします。日経平均株価が前日19,000円、本日20,000円に上昇すると予想できたとしましょう。
基準価額も前日19,000円、本日20,000円に上昇すると予想できたとします。そして、実際に予想通りになったとします。
買い注文を入れた人(予想を当てた人)にはお得です。日経平均の時価が20,000円にも関わらず、基準価額の算出には前日値が採用されるので19,000円で購入できたわけです。1,000円お得です。
逆に、売り注文を入れた人(予想を外した人)にとっては、1,000円損であったわけです。

予想は当たるときもあれば外すから平等と思われるかもしれません。
しかし、日経平均株価は全くランダムに動いているわけではありません。かなりの確度で「上がる日」もしくは「下がる日」と予想できることがあります。
予想を当てる確度が高い短期売買を行うような知識のある人には、1.の方式は有利に働きます。
一方、2.の方式は、基準価額は事前に知ることができません。
上例になぞらえれば、買いであっても売りであっても注文を入れた人は20,000円の基準価額で成立します。

 

まとめ

 

現在の基準価額の算出方法は、上記2の方式(ブラインド方式)です。
前日と当日の基準価額の”サヤ”を抜けないという点で、受益者間の不平等を是正した方式が採用されています。




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