株式投資の数字に馴染むための2つのコツ

株式投資が一般の人から敬遠される理由の筆頭は、下落リスクがあることです。元本が保証されていない。確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)でも、制度の主旨に反して元本確保型が人気になるのもリスクを警戒するためです。

もう一つの大きな理由は、意味のわからない数字に圧倒されるためです。株式投資に真面目に取り組もうとするほど、あらたな数値に出会います。私のように理科系の人間にとっては面白いのですが、そんな感覚を持てない人が多数派だと思います。

私だって面白いとはいえ、理解には時間がかかります。完全に理解はできません。その証拠に、株式市場では負け続けています。




数字に馴染むにはどうしたら良いか?

 

数字を知覚するには、「大雑把に捉える」思考を誰もが無意識のうちに脳内で行います。そうでなければ、数字を言語化するのが役割の報道・ニュースは成り立ちません。言語化のプロセスの中で大雑把に変換されます。大雑把に捉えるためのコツを自分なりに持っていると、株式投資の数字に馴染めるようになります。

私が持っているコツを、ここでは2点述べます。

 

1.単位のある数字にまずは馴染む

 

日経平均株価は単位は「円」です。TOPIXには単位がありません。米国の株価指数でも、ダウ平均(ダウ工業株30種平均)は単位は「ドル」です。S&P500は単位がありません。

単位がある株価指数のほうがなぜかメジャーです。どちらもウォッチするのは大変なので、単位のあるほうに私は馴染んでいます。

決して単位のない株価指数に関心がないわけではありません。TOPIXは日経平均株価を「およそ12.5」で割れば算出できます。この数字はNT倍率といいます。NT倍率が高いと大型株に勢いがあり、低いと中小株に資金が流れているといわれています。TOPIXを追うのであれば、NT倍率の方が私にとっては情報量が多いです。

 

2.小数点以下は切り捨てる

 

小数点以下は覚え難い。もし、日経平均株価が0.19885円なんて表記だったら実に厄介です。

ドル円の銭レベルを気にかけるのも、小数点以上の値が頭に入っているからです。私のようにFXをやっていない人間にとっては、ドル円の小数点以下は、”前半”とか”後半”ぐらいの感覚で十分です。

大雑把に捉えられないうちから細かな数字を知るのは、むしろ危険な行為だと思います。マーケットの大局に目が向かなくなるので、いつかは痛い目に遭います。

 

まとめ

 

自分なりの数字との付き合い方を獲得しましょう。




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