原油をガンガン燃やす米ドライブ・シーズンは終盤戦。心配は尽きない。

原油といえばアメ車です。ディズニー映画『カーズ3』がこの夏公開されました。うちの子供も大好きです。大人も楽しめます。子供が小さな頃には、初回作のDVDは壊れるほど何度も観ました。

地平線の彼方まで続くハイ・ウェイ。懐かしのミュージック。荒涼とした砂漠にポツンと佇むドライブ・インの田舎町。アメリカ人がいかに車好きかをこのアニメ映画は感じさせます。

原油の報道に触れるに付け、カーズに登場するキャラクターがガソリンをがぶ飲みするシーンが、私の脳裏をかすめます。

米ドライブ・シーズンは終盤戦に入りました。WTIは50ドル/バレル前後で膠着状態が続きますが、需要面では上値を追う展開は難しそうです。




米ドライブ・シーズンとは

5月最終月曜日の戦没者記念日(メモリアルデー)から9月第1月曜日の労働者の日(レイバーデイ)までの期間をドライブ・シーズンと呼びます。米国人の旅行が盛んになり原油消費量が増えます。世界最大の消費国の同行に、マーケットは関心をよせます。

毎年シーズン開始前には米国の原油在庫が話題になります。今年の5月はイラン大統領選と重なり、原油相場の行方に心配が走りました。
イラン大統領選の行方

また、今年に入り米物価指数は弱含んでいます。年初来、米新車販売台数は毎月下落しています。個人消費の先行きを占う上でもシーズン開始前はニュースが飛び交いました。

原油をガンガン燃やす需要に期待するのは、環境負荷の観点から本来良くないです。フランス、イギリスが2040年までにガソリン車・ディーゼル車の販売を禁止すると最近云い出しました。電気自動車(EV)の普及とともに、ドライブ・シーズンが原油市場に与える影響は少なくなっていくとの見方も強まっています。

 

シーズン終盤を迎えた現在は

8/13号日経ヴェリタス『原油、需給期終わり 下落圧力』を読むと、米国の原油在庫は着実に減少したようです。当記事掲載のグラフによれば、昨年並みに減少しています。シーズン開始前の心配はムダでした。7月下旬の上昇基調にも貢献したようです。

これからは原油在庫増が懸念されています。在庫が増加に転じると原油価格は下落圧力が高まります。原油価格は、世界各国の物価下落にも影響するので、軽視できません。

当記事では、ドライブ・シーズン終盤という要因の他に、二つのネガティヴ要因を述べています。

一つ目は、シェール・オイル生産量を示す石油採掘装置数(リグ数)が足元では一服しているものの、生産に反映されるまでには数ヶ月かかるので在庫増への圧力になるということです。

二つ目は、OPEC減産目標の遵守率が下がってきたことです。盟主サウジアラビアでさえ目標を守れなかったようです。

心配は尽きません。

 

まとめ

原油なんて投機的で、一般の人にとってはいかがわしい存在です。確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)では、連動した商品がありません。

SBI証券のイデコ(iDeCo)はコモディティ商品(原油や金)を扱う例はありますが、純資産額が少なく物好きのために用意された商品の感が強いです。

いかがわしい存在ですが、原油は新興国地域の同行を色濃く反映します。私は、確定拠出年金とは別に原油ETFを購入して、ムダだと思いつつ不要な心配を抱え込んで、毎日のマーケットをみています。




 

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