アジアの株式市場が堅調。外貨準備は膨らんでいる

日経平均株価をみていると、先週はジリジリ下げてウップンがたまっていました。本日9/11は270円高のリバウンドで少しホッとしましたが。

北朝鮮の9/9建国記念日はあらたなミサイル発射はありませんでしたが、本日9/11は北朝鮮制裁決議案の安保理審議が控えています。北朝鮮のあらたな報復は警戒すべきです。米国頼みの日本市場ですが、トランプ大統領の政権運営のドタバタに足を取られっぱなしです。目下、大型ハリケーン「イルマ」の上陸で、フロリダ州の1/3の人口にあたる630万人が避難するなど米国は大混乱です。

先週末にはドル円は107円台に突入しました。本日108円台に回復したものの警戒は必要です。

それにしても、アジア周辺国は意外と元気です。アジアの一角日本が悪材料をすべて飲み込んでいる感すら漂っています。




アジア主要国の先週の株価指数

9/10号日経ヴェリタス『市場温度計』によれば、先週は日経平均株価は独り負け状態です。25カ国の最下位でマイナス2.12%です。

参考:市場温度計とは

日経平均ばかりみているとバカをみる

アジア主要国の株式市場は先週もおおむね堅調です。市場温度計によれば、

3位 ベトナム +1.58%

5位 タイ +1.06%

6位 フィリピン +0.81%

8位 台湾 0.14%

9位 中国 -0.06%

10位 インドネシア -0.12%

14位 韓国 -0.59%

15位 インド -0.64%

どの国もマイナス1%に留まる水準です。

タイは8末より上昇が顕著です。タイは前インラック首相の国外逃亡で政治安定が進むとマーケットはみているようです。インドは、各州バラバラであった税制全国統一化である物品・サービス税(GST)の7月導入後も堅調です。

業績好調が企業続出の日本はランキング上位でもおかしくありませんが、海外要因でキツイ下げでした。日本と違い自国の材料で株価指数が伸びているところにタイやインドの株式市場には力強さを感じます。

 

アジアの外貨準備が膨張している

9/3日経新聞『アジアの外貨準備膨張~通貨高防止への為替介入も~』によると、米利上げが進む中、資金流入が続いているようです。

政府や中央銀行が持つ米国債を中心としたアジアの外貨準備高は2017年7月末に過去最高水準を記録したとのことです。

日本と中国を除くアジア主要国の外貨準備は、前年同月比で6%増え、今年になって増加の勢いは増しているようです。

いくつかの国・地域の外貨準備高が、前年との増減比とともに掲載されています。

韓国:3%(★)

台湾:2%(★)

中国:-4%

シンガポール:7%

インドネシア:15%(★)

インド:7%(★)

★が付いた国・地域は、外貨準備高が過去最大規模となりました。

中国は、一昨年の人民元ショックで外貨準備高を大きく切り落として元安を食い止めました。マイナスではあるものの、当記事によれば6か月連続で外貨準備は増えているようです。中国は、世界最大の外貨準備保有国ですから、世界に与える影響は大きいです。

 

まとめ

1997年の通貨危機以降、アジア各国はドル資産を積み上げてきました。緊急時に外貨を融通しあう仕組み(チェンマイ・イニシアティブ)を構築し、通貨危機にアジア諸国は常に警戒しています。ただ、アジアへの融資は短期のものが多く、いったん資金流出が始まると資金調達が難しくなると、たびたび指摘されてきました。

確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)の運用にあたっては、広く世界の情勢に目を向けて取り組んできたいと思っています。




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