1京円、溢れかえるマネーにモネータ(警告)

記憶にありません、「京」の単位を日経新聞でみたことがありません。本日(11/14)の日経新聞1面のど真ん中の見出しにその文字が。1兆の1万倍です。スパコンの名前にもなっているとんでもなく大きな数字。自分の子供が大人になった頃には、「京」や「垓」が新聞紙面を賑わしているのかな、そんなことを漠然と思ってます。「万」を越えれば紙幣で触れることもできないので、もはや空想の世界です。京や垓がありふれた世の中になっても本質的なところは変わらないのかもしれません。




実体経済との乖離鮮明

1面トップタイトルは『マネー膨張 踊らぬ経済』です。世界の通貨供給量は87.9兆ドルとなり、円に換算すると約1京円とのことです。1面ど真ん中にはカラー刷りの折れ線グラフが載っています。「世界のカネ1京円、10年で7割」との文字が踊っています。

このグラフは世界の通貨供給量とGDPのギャップです。リーマンショック勃発の2008年を境に通貨供給量がGDPを上回り始めます。2011年頃までは乖離は平行線をたどりますが、その後は乖離が拡大しています。2010年頃にはリーマンショックから米国は立ち直っていたのではないか、その後は余波が続く欧日などの金融緩和策が乖離を助長したのではないか、そんなこと想定内だったのか。折れ線グラフが発するメッセージは多いです。

実体経済と乖離が進み、普通の人達には理解が困難な世の中になっていると思いました。

 

溢れる意外な事実にモネータ(警告)

本日日経新聞1面と7面には「モネータ 女神の警告」がサブタイトルです。調べてみると、マネーの語源と同時に、「忠告する」を意味するローマ語だそうです。意外な事実を両面紙面で知りました。警戒すべき事実です。

・米アップルは時価総額だけでなく社債においても世界No1。保有する社債は約17兆円を超え、あらゆる債券ファンドより運用規模が大きくなっている。

・不動産ファンド巨大化。投資対象不動産の市場規模はリーマン前に迫る勢い。主要都市の優良不動産の利回りは既にリーマン前を下回っている。

・歴史上最も低い長期金利は1619年のイタリア・ジェノバで付けた1.125%。デフレに突入した日本が1990年代後半に最低記録更新。

 

IT化が進み設備や機械を必要としなくなり、どうしようもなくなく流れ込んだ不動産は実体の価値からドンドン乖離しているように感じました。世界的な株高にも通じます。

日本が低金利の世界観を先導しているようにも感じました。低金利を投資家が許容する世界観が根付くのであれば、手付かずのマネーが淀んでいるだけで、バブルが弾けにくい体質に実はなっているのではないのかとも、本日紙面を読んで感じました。

 

まとめ

私のようなサラリーマンは実体経済に囚われがちです。確定拠出年金(401k,iDe Co)の運用によって、溢れるマネーを少しでも自分の元へ手繰りよせたいと思っています。




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