忘年会シーズン到来、暦に合わせた先読みが大事!

今年も残り1か月となりました。いよいよ忘年会シーズンですね。私も4回ほど予定しています。そのうち1回は幹事です。

幹事をする忘年会は毎年恒例なので、11月上旬にメンバーに声をかけます。メンバーからいただく近況報告にメールしたり会場予約したりしていると、11月なのに既に年の瀬を感じてしまいます。師走は文字通り駆け抜け抜けます。忘年会シーズンを先取りするかたちでの業務のやり繰りがキツく、11月はなんだか忙しい月でした。。

私は株式投資と確定拠出年金の運用に励んでいます。忘年会の日取りと同じく、暦の並びを事前に把握しておくことはまず大事です。その上で新たに発生するリスクに備えるべきです。

私が気にしている12月の暦をお伝えします。




米雇用統計は今月は第2週金曜日12/8

月次の米国雇用統計はマーケットを揺り動かします。なかでも非農業部門雇用者数に注目されます。今回発表の11月は、市場予想は21.0万人です。活況とされる20万人を超えた予想で、マーケットに追い風となりそうです。

私はうっかりしていました。毎月第1金曜日のはずが今月は2回目金曜日12/8です。ご注意を。

 

メジャーSQが12/8

先物取引やオプション取引には、決算期日があります。期日までに決算しないと、特別精算指数(SQ)で精算することになります。SQが決まるのは毎月第2金曜日、今月は12/8です。今月は毎月のオプション取引SQに加え、3ヶ月毎の先物取引SQと重なるため、メジャーSQと呼ばれています。

巨大台風です。SQに向けて取引が活発になります。その煽りを受けるのが現物株です。SQを睨んだ動きで今週の日経平均株価は大きく動くかもしれません。

 

FOMCが12/12〜13

いよいよ今年3回目の米政策金利引き上げです。12月の米FOMC(連邦公開市場委員会)での利上げが確実視されています。マーケットの反応は、今回というより来年の利上げペースに対するFOMCでの発言でしょう。ペースが緩やかであれば株高に弾みがつくかもしれません。

ユーロは12/14、日銀12/20~21に金融政策会合が開催されます。これらの前後の動きも注目です。

注:上記日付は当該国の日付。各国の金融政策会合は次のページなどをご参照ください。

クリックしてmeeting.pdfにアクセス

 

年内最終取引の約定日12/26と受渡日12/29

国内株式の確定申告における損益通算を意識した動きです。受渡日ベースで損益計算されるので、約定日までに利益が出ている株を売る必要があります。今年でいれば年内最終受渡日12/29に合わせて売るには約定日12/26がリミットです。

12/26に向けては売り圧力が強まりますが、その後は圧力から解放されて年内取引最終日12/29まで上昇する傾向があります。年内最後の上昇は「掉尾の一振(とうびのいっしん)」と呼ばれます。

 

まとめ

米国の大型減税案は年内可決に向けて動いています。11月末から可決の可能性が高まってきていて米国株式市場は一段高です。先週後半には利益確定の動きがでました。

来週は12/8のメジャーSQに向けて、利益確定の動きが極端なかたちとなって乱高下するかもしれません。ただ、同日12/8の米雇用統計と次週12/13〜14のFOMCに向けて今週後半からは様子見ムードが広がるかもしれません。

米大型減税案は、先行して下院で可決していましたが12/2に上院も可決。法人税減税タイミングが来年なのか再来年なのかで両院案に差があり調整が必要ですが、1本化したのち両院で再可決が必要です。そのプロセスを経てクリスマス前後に最終可決する見込みです。米大型減税案最終可決までのプロセスも意識した動きも出てきます。

ただ全体としては、今月は楽観ムードで進むと思います。乱高下はあるとしても、年内最終週は掉尾の一振が期待できそうです。一方でフリン氏更迭によるロシア疑惑の新たな展開、EU離脱清算金問題の硬直化打開の見通し、北朝鮮問題再燃、党大会終了に伴う中国経済の減速などのリスクに備えるつもりです。

相場をよく観察して、確定拠出年金の「毎日スイッチング」に励みたいと思います。




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