帳簿を作ろう! 一番大事なこと

日経平均は昨日2/6は1,000円を超える大暴落でした。

私の近い身内は、昨年末からiDeCo(イデコ)に加入しました。不運にも初っ端から赤字です。

玄関を開けたらヘビに出くわした。そんな感じです。ひょっとすると金運をよぶヘビかもしれませんね〜

毎日スイッチングなんて風変わりな運用をしている私に彼女から問い合わせがありました。どうしたらいいのかと。

ほったらかしておけばいいんじゃない

多くの方はそんなアドバイスをしたくなると思います。私もまずはそう思います。これからの長い運用年月を思うと、加入直後で意識の高まっているうちに少々の失敗があったほうがむしろ記憶に残り健全な状態です。上がり下がりで揺れるのが相場。長期的に上がるとしても、短いスパンでは揺れます。感情も揺さぶられます。この体感こそが大事です。

体感した後にどんなアクションを取るかはヒトによって大きく違います。「何もしない」アクションが良いと思いました。




「脱」ほったらかし運用

でも、このアドバイスは突き放しているようで冷たい感も与えてしまいます。ノウハウを求めている人に「何もするな」といったところで、怒りを買うばかりです。

確定拠出年金の普及がなかなか進まないのも同じ図式だと思います。株式とか債券に馴染みのない人にとって取っつきにくいです。ドルコスト平均法に代表されるほったらかし運用を専門家が勧めると、かえって素人は勘ぐりを入れたくなります。加入したとしても、元本確保型にばかり掛け金を入れてしまいます。

私も随分長い間、知識もなくほったらかしていました。5年前までは全くの素人です。私は企業型(401k)なので強制加入です。リーマンショック前の加入なので長い間赤字でした。加入時に習ったドルコスト平均法でほったらかしておいて、たしかに黒字に転換しました。だからといって、「結果オーライ」なんて気分にはなりません。なにかアクションを取っていればもっと良かったかも、そんな想いも正直なところです。これは知識が増えたからです。

「ほったらかし」を推奨する声は、「無知であり続けろ」と言っているように聞こえることが多いです。

人間には感情がある、その前提を軽視するのは良くないです。私はこのブログを通じて「脱」ほったらかし運用を模索しています。

 

私からのアドバイス

今の彼女にとっては何もしないほうがいいです。でも何かしたくなるのが素直な感情です。

私のアドバイスは、

帳簿を用意しよう

です。加入者サイトに金額が出ているから必要ないのでは。そんな反応が返ってきそうです。

でもサイトに一度アクセスしてみてください。わけの分からない金額が並んでいます。「取得価額」なんて、自分でエクセルで計算してはじめて理解できる類の数字です。

今後の本格的な運用に備えて、エクセルで帳簿を作っておくことを勧めました。はじめてスイッチングするときは、マウスクリックする指先が震えます〜。

 

まとめ

帳簿を用意すればスイッチングをしたくなります。失敗したっていいです。その記録を帳簿に留めておけば、あとから振り返れます。ほったらかし運用よりもよっぽど勉強になります。




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