インドは神秘の国、企業倒産の概念がなかった国

7%近い成長を続ける国なのに、インドはあまり注目されません。

「新常態(ニューノーマル)」なんて言葉を作って6%成長のキープに躍起の中国は、世界マーケットを揺さぶり続けています。直近は「米中貿易戦争」の行方から目が離せません。

「SENSEX指数の影響で日本市場が下落」、そんなニュースは聞いたためしがありません。ムンバイ証券取引所のオープン時間は日本時間12時45分〜19時です。日本市場の後場とオーバーラップしますが影響を感じた経験は私にはありません。

直近は、時間外の米ダウ先物の動きに日経平均は敏感になっています。インドはいつもノーマークです。

残念ながら、マーケットに恐怖感を与える存在でないインドはなかなか注目されません。実際には2016年11月の突然の高額紙幣廃止にはインドの大胆さに驚きました。でもだからといって、世界の株式市場が激震したなんてニュースは、記憶にありません。。

インドへの思い入れ

私個人としては、もっとインドに思い入れを持ちたいです。

20数年前の学生時代にインドを旅行しました。バックパッカーを自称していた私は、とりあえずインドを1ヶ月ほど旅行しました。 アジアを旅するバックパッカーは大雑把に分けて「インド派」と「中国派」に分かれます。私は中国派です。

中国はどんなに田舎に行ってもホカホカのご飯にありつけます。砂利が混じった米にキャベツ炒めをのせた弁当の味は今でも忘れられません。シルクロードの入り口近い蘭州で食べた青椒肉絲は美味しかったです。筆談を駆使して渡り歩いた中国でも、”チンジャオロースー”は通じました^_^

ところがインドときたら。。何を食べてもカレー味です。中華の店に行ってもカレー味。鍋底にカレーが染み付いています。カレーは大好きですが、一ヶ月間食べ続けるとゲンナリします。インドで赤痢で苦しむバックパッカーが多いのは食が合わないからです。インド到着の頃は体力があり元気です。でも、私もそうでしたが旅の中盤にやられます。私は赤痢ではなかったはずですが、アジャンタ・エローラ近くのハイデラバードに滞在したときには、謎の腹痛で数日間ホテルから出られませんでした。

インドから帰国した後も、ふだん何気に食していた生協のカレーに拒絶反応を起こしました。。

 

神秘の国、ゾンビ企業が放置されてきた

思い入れを深めたいですが私の中では謎めいたままです。

ビートルズのメンバーのようにマリファナ吸って裸足で歩いてみないと理解できないのでしょうか??

少し前ですが、世界初の株式会社である東インド会社の歴史を書した本を読みました。そのほかのインド関連本を読んでいてもそうですが、読み進むにつれモノの善悪がよくわからなくなってきます。読後感がよくないです。わたしにとってのインドは神秘の国のままです。

本日3/28日経新聞『国営企銀に3.5兆円注入〜8%成長へ足かせ除く〜』には驚きです。モディ政権になって2016年に「破産・倒産法」が施行して破綻処理の手続きが円滑になったとのことです。

それ以前には倒産の概念がなく、ゾンビ企業が放置されっ放しだったそうです。

 

まとめ

中国のゾンビには敏感でも、インドにはなかなか関心が向きません。確定拠出年金の運用判断は、どうしても話題となる国のニュースに影響されてしまいます。 これからも、ときどきはインドの話題をブログ記事にして関心を深めたいと思います。

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