円高足りぬ?日米首脳会談

4月に入ってから円安基調です。3月後半に104円台を付けました。

円高局面では閉塞感が高まります。。内需は恩恵受けるはずですが、日経平均をはじめとする株価指数ばかりみている私のような類の人達は陰鬱です。確定拠出年金の毎日スイッチングもいいですが、もっと個別株を勉強すべきだなぁ。。

112円台で始まった年明けからの円高、疲れました。直近の円安には正直ほっとしてました。

でも、どうも世界の目は厳しいです。円は安過ぎるんだと。まもなく始まる日米首脳会談での論点になりそうで警戒が高まっています。




実質実効為替レート

米国が4/13公表の為替報告書に注目が集まっています。日経新聞4/17『円、根強い割安感』によれば、為替報告書で「実質実効為替レートは下がった」と批判しています。

物価上昇が他国より鈍いことが要因だとのことです。

テレビのニュースなどをみて一喜一憂しているのは、「名目レート」です。当記事に解説がありますが、「実効レート」と「実質実効為替レート」が重要です。

実効レートは、他通貨との為替レートを貿易額などで算出して決まります。

実質実効為替レートは、さらに物価変動も考慮して決まります。日銀が算出・公表しています。

円は下落が目立つ

当日経新聞記事によると、主要通貨の中で円だけが過去平均との差が広がりました。2月時点で過去20年平均より22.5%低いとのことです。

記事に掲載のグラフでは2012年頃から実質実効為替レートは下落傾向です。アベノミクス下での金融緩和によるものだと示唆しています。

もう一つのグラフによると、メキシコペソ、英ポンド、ユーロは過去平均よりも安いものの前年比は縮まり、豪ドル、韓国ウォン、スイスフランは過去を上回ってます。世界的に日本は目立った存在のようです。

 

円の実質実効為替レートが上がらない要因として、当記事では、

・対ユーロの名目レートで円は下がっている

・米CPIが2%台に乗っているが、日本円は1%台にとどまる

をあげています。

物価が上げるためにやっているはずの日銀金融緩和が、実質実効為替レートからみるとアダになっているのだなぁ、こんな印象を受けました。

 

まとめ

これから始まる日米首脳会談は、トランプ大統領のヤンチャで為替問題が取り上げられるような感を持ってましたが、米国以外も含めた世界から日本円は、正直なところどうみえているのだろう。

長い目で冷静に受け止めたほうが良さそうです。




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