「12月米利上げはお休み」説なんて浮上しないだろうか

米国10年債利回りは先週末10/26終了時点で3.077%です。

10/2に大噴火、3.0%→3.2%台へと一気にジャンプアップ。今月10月の株式市場の世界的な動乱は、やはり米国10年債利回りの急上昇があまりにも大きかったです。

SBI証券

米四半期決算で暴落相次ぐ

目下、四半期期決算シーズンです。貿易摩擦に対する米企業トップからの先行き不安の発言が相次ぎ米国株式市場は大暴落です。世界の株式市場に暴落は波及しています。

中国市場への依存度が高い企業への警戒感が高まっています。建設機械大手キャタピラーは10/23の決算発表では利益が市場予想を上回るものの7.6%安でした。

ハイテク株はあまりに急ピッチの上昇でかえって不安を誘います。アマゾンは前年同期比で史上最高益でしたが市場予想を下回ったと言うことで10/26決算発表で7.8%安を記録しました。額にして約660億ドル(7.3兆円)の時価総額が一気に吹き飛びました。同日、 Googleの親会社アルファベットも1.8%安でした。

金融株は日経新聞10/28『金融・IT 株安を主導』によれば、9月末比の下落幅はITに匹敵するかそれを超える規模の時価総額の損失です。米国10年債利回りの急上昇によるイールドカーブのスティーブ化は金融株に有利に働かなかったどころか大下落で、なんだか不気味です。

NYダウとSP500は年初からの上げ幅をすべて失いました。




米利上げペースと10年債

米政策金利の利上げは今年4回が既定路線となっており、9月までにすでに3回終えています。残り1回を12月FOMCに実施と予想されています。大型減税の効果が薄れるとの懸念から、来年は2回の実施との見方が優勢です。

利上げペースの予想からすれば、10年債利回りが3.2%台にジャンプアップしたのも自然な成り行きなのかもしれません。株式市場はその重みに耐えられませんでした。

結局のところ米国10年債利回りは3.0%台に戻ってきました。

元の鞘に収まるのでしょうか。決算内容と言うよりは先行き不透明感から米国株は全て下げてきた感が強いです。債券利回り低下を足がかりに株式市場は回復に向かうのかもしれません。

ただ、10/26発表のGDPは依然強い値を示しています。

米GDP:7-9月速報値、前期比年率3.5%増-消費や在庫が寄与

個人消費は4 %増と予想外に高く2014年来の高水準だとのことです。株式市場の下落とは裏腹にGDPからみた米国経済の強さは数字に表れています。 12月利上げを後押しそうです。

まとめ

もし「12月の利上げなし」なんて観測が出てきたら、現在の大暴落した株式市場にとっては格好の後材料となるのになぁ。。今のところそんな都合の良いニュースや報道に見当たりません。

しばらく辛抱ですね。

確定拠出日年金の毎日スイッチングは、同日約定売買を繰り返して取得価額をしっかり下げて(元本を傷めず含み損を下げて)、上昇のタイミングに備えようと思います。