イチローは誰もが認める天才です。
私には、天才にあやかった投資の信念があります。
これは、誰もがわかっているはずなのに、口にする人に出会ったためしがありません。
書籍も探してみました。みつかりません。私ひとりの信念であり続けてきました。
私は密かに心の中で、
イチロー効果
とよんできました。
イチロー効果とは、「目先の評価損益に惑わされることなく、資産の状態」を気にかける考え方です。
たとえば、株や債券によって100万円の資産があるとします。
その資産を、200万円へアップしたいと目標を持ったとします。
2倍ですよ、あなただったら何をしますか?
相場をみますね、きっと。そして、相場の動きに、どんどん心は奪われ擦り減っていきます..。
では、よく考えてみてください。100万円は現金ではなく、証券(株や債券)で持っている状況に、今あなたはいるのです。
証券の価値は、「金額=口数×単価」で決まります。この事実は、とても大切です。何度も念じて頭に叩き込んでください。
現金の100万円は、縦でも横でも札束はどんな積み方をしても、同じ100万円には違いありません。
しかし、証券で保有する100万円は、100万円×1口、10万円×10口、1万円×100口等々、さまざまな「状態」を取り得ます。
どの「状態」が望ましいか。わかりますね。
同じ価格であれば、口数を多く保持している状態が望ましいです。
100万円×1口より、1万円×100口が良い状態です。100万円の証券より1万円の証券が、2倍になる確率は断然高いですね。
それに、50万円に値下がりしたとしたら..。1口しか持っていない証券は、売ってしまえば資産ゼロ。
しかし100口持っていれば、半分売った状態で相場の回復を待つこともできますね。
時価を取得額で割って”率”で評価するのは、いわば「打率」、
単価の低い証券をコツコツ積み重ねて”数”で評価するのが、「ヒット数」の考え方です。
イチローが年間200本安打を達成した1994年は、日本中が沸き上がりました。
偉大な記録もさることながら、彼が放った言葉が、野球に意識革命をもたらしました。
「打率よりヒット数が大事」だと。
打率は浮き沈みがあっても、打ったヒットは決して記録から消えないと。
以降、誰もが野球の見方が変わりました。
投資も同じです。
さて、イチロー効果を、どのように実現するのか。このブログでは伝えていきます。