死に際に、お金のことで憂える人はいないといいます。
焼かれた骨はすべて同じ。
世の中、正解は一つでない。どの道も正しいです。
私たちはビジネスに身を置いていても、「学校のテストは答えは一つ。ビジネスは違うよ、答えは色々ある」と云われます。
でも、複数の正解を同時に考えるのは難しい。複数考えているつもりでも偏見の壁が付きまといます。
多様性の重要性も問われています。
日本人には、なかなか体得できないです。
多様性を英語でもじった「ダイバシティー」は、日本でも言葉が浸透してきました。
でも、日本でのダイバシティーはまずは女性問題。
たしかに永遠のテーマではありますが、世界に目を向ければ、人種差別、政治思想、宗教、政敵マイノリティー、民族問題などを総称した用語です。
日経新聞、今年最初の『私の履歴書』は、カルロス・ゴーンでした。
日本の日産とフランスルノーのトップ。世界を股に掛けたビジネスマンの極みです。
ダイバシティーといえば、カルロス・ゴーン。
本人のコメントにも、ダイバシティーは多く現れます。
私の履歴書を読むまで、彼はフランス人だと思っていました。
ブラジル生まれ。その後、祖父の故郷レバノンに移住し青年時代を過ごし、
高等教育を受ける段階でフランスにやってきました。
履歴書の終わりに近づく頃には、自身の子供のことも述べています。
子供は4人いて、長女はブラジルで、次女、三女、長男は米国で生まれ。
各国の教育環境で育て、その中には日本も含まれます。
複数の正解、ダイバシティー…、とても難しいです。どの道も正しい。
確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)は、こうした感覚をトレーニングする機会としても最適です。
相場の世界は浮き沈み。リニア(一直線)には経済は成長しません。
ポジティブもあればネガティブ。
私は、確定拠出年金の資産を毎日僅か数パーセントですが、世界の動向をみてスイッチングを続けています。