日経平均は長らく続いた2.3万円の壁を大きく突き抜けました。先週9/16週は週間で3.36%高です。
世界的に株式市場はリスクオンとなりました。
吹っ切れ感が漂う
NYダウは9/20、貿易摩擦が勃発した直前の1/29につけた史上最高を更新しました。S&P500、ナスダックには出遅れ感のあったNYダウでしたが漸く回復しました。
欧州は、イタリア、フランス、英国、ドイツの主要株価指数が週間で2%台の上昇です。
日欧米を上回る勢いとなったのが新興国でした。トルコが3%台、中国4%台、ブラジルとロシアで5%台と大幅上昇となりました。
吹っ切れ感が漂っています。
対中製品2,000億ドル分への関税を、米国は9/24に発動すると先週9/18に明らかにしました。株式市場にはアゲンストのはずが、アク抜けの材料となってしまいました。
新興国通貨は依然として安値方向に進んでいますが、株式市場では溜まったウミが力となって先週は反発した格好です。
予想1株利益の伸びは、意外と日本は低い
日経平均PERは13台が定着しています。日経平均は2.3万円を突き抜けたとはいえ先週末9/21終了時点でPERは13.78です。好業績の割りにまだまだ割安です。
ただ、9/23日経新聞『米企業好調 マネー呼ぶ』によると、好業績の度合いは日本は見劣りします。当記事では2018年の予想1株利益伸び率を、米国株、新興国株、アジア株、欧州株、日本株に分けてグラフ化しています。
米国株は20%を超える予想です。新興国株、アジア株が10%を超え、欧州株が10%近辺です。その下に日本株です。
米国が突出して高いことは納得できても、新興国株やアジア株が日本株を上回る予想は意外です。
米政策金利引き上げにより、新興国への資金は米国に還流しています。金利上昇で資金調達に新興国は苦しんでいるといわれています。
でも、当記事を見る限りでは、新興国は日本よりも企業業績は好調のようです。8月のトルコショックで新興国危機がささやかれましたが、先進国を含め世界的な危機まで発展しない今の状況は、企業業績の堅調さがあるからなのかもしれません。
日経平均PERが伸び悩むのも、新興国を含めた他の国の株式のほうが魅力的に写るからなのかな?
当記事をそんな疑念を抱きました。
まとめ
確定拠出年金は、国内株式投信の毎日スイッチングを相変わらず続けています。海外株式投信はほったらかしでチェックがおろそかになっていました。
2005年からはじめている確定拠出年金は、初回入金来運用利回りは5.17%です。これは2018/09/21時点の確定拠出年金の構成比率です。構成比率は、見直そうかな。