10/22週振返り:米ハイテク乱調、好業績でも金利が重い。。

米ハイテク大手の決算発表を跨いで相場が揺れました。アルファベットはクラウド事業の収益が市場予想を下回ったということで9.5%下げました。広告事業が堅調で全体としては好調であっても、悪い部分にフォーカスが当たってしまいました。

概ね良好な業績だったのにナスダックは10/23-24の両日で1%を超えてあげたもののその後の2日で4%超下げました。ハイテク7社「マグニフィセント・セブン」は10月に時価総額60兆円を失っています。
荒れる米金利、惑うマネー テック7社時価総額60兆円減

やはり金利が負担になっているようです。今週ついに米10年債利回りは一時5%を超えました。
7-9月米国実質GDPは前期比4.9%増で市場予想4.3%増を大きく上回りました。米経済は依然として好調維持で金利低下を見込めません。
7-9月米GDP速報値、2年ぶり高い伸びへ-経済大国の座揺るがず

ドル円が150円後半まで一時円安が進みました。
来週の日銀金融政策決定会合では、物価見通しを3年連続2%以上に引き上げるようでYCC再修正も満更ではない状況です。
日銀、経済・物価見通し前進でも慎重 YCC再修正は市場見極め判断か

補正予算編成シーズンです。来年6月をめどに減税が打ち出されました。防衛増税とセットなので効果が低くなるのだと「増税メガネ」なんて冷やかしも出てきましたが、防衛増税は2024年度は見送ると10/27に述べています。
来年6月めどに所得減税、給付と併せ5兆円規模に=政府・与党筋
防衛増税、24年度から実施する環境にはない=岸田首相

安定した物価上昇2%の実現を後押しするのでしょうか、減税で好循環を生み出してほしいところです。

 

10/22週間ツイート

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