11/9週振返り:上場企業好調もGDPマイナス見通し

7-9四半期の決算発表シーズンが11/14の集中日を終えて幕引きでした。4月の米関税ショックを経て8月からは上乗せ関税が実行に入りました。まともに関税の影響を受けるはじめての四半期だったわけですが、上場企業は遡る2四半期を通じて純利益が7%増です。外需依存の製造業の減益を、内需を取り込む非製造業が補った格好です。相変わらずのAI投資も牽引しました。
逆風下の上場企業、4〜9月純利益7%増で最高 AI恩恵・内需がけん引

ところが非上場企業も含めてマクロにみれば、7〜9月期は6四半期ぶりのマイナス成長、年率換算で2.4%減の見通しです。
6期ぶりマイナス成長予測、7〜9月GDP年2.4%減 輸出に米関税の影響
一方で米国
米GDP、第2四半期確報値3.8%増に上方改定 2年ぶり大幅成長率

IMFが10月に出した世界経済の2025年の成長見通しは実質3.2%で上方修正されています。
IMF、25年の世界経済見通し上方修正 米中摩擦再燃を懸念
米国は関税の恩恵を受ける側なので成長見通しです。
利下げフェーズが終わったとみられる欧州も予想を上回る成長のようです。混乱著しいフランスも意外と好調のようです。
ユーロ圏GDP、7-9月は市場予想上回る拡大-フランスが好調

 

11/9週間ツイート

■11/10(月)





■11/11(火)


■11/12(水)





■11/13(木)


■11/14(金)