アメリカの政策金利引き上げが、昨日(3/15)、市場の予想通り行われました。
リーマンショック後の最初の利上げが2015年12月。昨年12月の利上げを経て、今回が3回目です。
2015年12月の利上げ。ニュースの第一報がみたくて、いつになく早起きしてテレビをつけました。
十二分に織り込んだ末の利上げでした。その後の相場がどうなるにしろ、待ちくたびれました。
連日連夜の利上げ関連のニュースにはうんざりしてました。
利上げによって、120円を超える円安が加速し日本株の上昇が期待されていた状況でもあり、なにかホッとしました。
2016年。ホッとするのも束の間、年明けて早々、大暴落です。
中国経済への不安、原油安が引き金となって、突風が吹き荒れます。
マイナス金利導入は、日本経済へのカンフル剤になるどころか、益々相場を不安定にさせました。低金利が銀行へ多大な悪影響を及ぼすこと、知りました。
ようやく上向きかけた6月の英国EU離脱。またもやどん底に突き落とされたあと、11月のトランプ大統領誕生。
振り替えれば、2016年の半分は上昇相場でした。そして、12月には2回目の利上げが実現。
もがき苦しんだ2回目でした。
2017年昨日。3回目があまりにも無風状態で訪れたのは、不思議でなりません。
1円程度、円高に振れました。利上げなら円安と思いきや、今後の利上げペースが要因だそうです。
この先の利上げペースが緩やかになると述べたFRBイエレン議長の会見が、円高に反応しました。
イエレン議長は、今年は今回を含め3回実施するのだと会見でほのめかしています。
市場予想の4回に反し3回と述べたのだから、利上げペースが緩やかだと解釈されています。
利上げペースがゆっくりなのは、米国株式市場にとっては好材料。ダウは100ドル超の上昇でした。
円高に振れたことで日経平均は冴えませんでしたが、アジア市場は軒並み上昇です。
利上げのアラートがあがると、昨年までは極度にアジア市場は反応しました。
今では、利上げは当たり前。利上げペースが焦点となっています。
先のトレンドは、よくわかりません。
なので、現象をじっと見詰めようとおもいます。
確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)の資産のうちのわずか数パーセントを、毎日売買(スイッチング)することにより、
私は市場の動向を見続けています。