8/31週振返り:膠着上抜け、ゴールド先物3,600ドル突破

NYゴールド先物が3,600ドルを突破し最高更新です。
2,000ドル近辺にあった2024年初めから米関税ショックに激震した今年4月のまで急速に上昇がつづき3,4000ドルに達しました。
その後は3,500~3,300ドルのレンジで膠着しており、米国に関税の恩恵が増えれば好景気でゴールドの値は下がるなんて見方もありました。
ところがここに来て上抜けです。
きっかけとなったのが、現FRBクック理事に住宅ローン不正の疑惑がかかったことでトランプ大統領が理事を解任すると言い出したところからです。
パウエル議長への利下げ圧力といい、FRBへの信認が揺らいでいるのが金価格を押し上げています。
米司法省、クックFRB理事の捜査開始 住宅ローン不正疑惑で
8月米雇用統計は非農業部門雇用者数がわずか2.2万人増で市場予想も大きく下回りました。9月FOMCでの利下げを裏付ける材料となり、ドル安による現物価格の押し上げがゴールドにも波及しています。
米雇用者数、2.2万人増にとどまる-失業率は2021年以来の高水準
【米雇用統計】労働市場は崖っぷちに接近、利下げ確実-市場関係者

株式市場も既に高値圏ですが、利下げを手掛かりにしばらくは相場の急落にはなりにくい状況です。
よくみてやっていきます。

 

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