年末年始は、ビックリ予想の記事をよく見かけます。社会や経済の現在のトレンドからは想定しづらい話題です。とはいえ、一昨年は英EU離脱やトランプ氏米大統領選勝利など実際に起こってしまった話題もあるので軽視はできません。
昨年は比較的ビックリが少なかったです。株式相場は、膠着の時期はあったものの一年通じて大幅上昇。このトレンドは現在も続いています。年末年始にかけてみかけるビックリは、好調が故にネガティブ・サプライズを誘う話題が多いように感じています。
ビックリ予想
私が毎週購読している日経ヴェリタスでも1/14号でビックリ予想の記事が出ています(『ヴェリタスびっくり予想 2018』)。
ビックリ予想は、ウォール街のバイロン・ウィーン氏という方が元祖だとのことです。ヴェリタスが識者から集めたビックリと、ウィーン氏のビックリを合わせた記事でした。
■ヴェリタスが識者から集めたビックリ
・共和党、ロシアゲート問題でトランプ大統領の弾劾手続きを開始
・トランプ政権、北朝鮮の軍事介入を決定
・米国と北朝鮮、食糧援助と核放棄で合意
・米中欧景気減速、半導体市況悪化、円高のパーフェクトストームが到来
・中国発の世界景気後退が金融市場を揺るがす
・安倍首相、体調不良で退任、岸田文雄氏が首相に
・日銀黒田総裁の後任にバーナンキ元FRB議長
・日銀、保有するETFをヘッジファンドに売却
・ビットコイン、米アップルの時価総額を超える
・ビットコイン価格、大暴落
■バイロン・ウィーン氏のビックリ
・中国が北朝鮮への原油・食料品輸出を打ち切る
・ポピュリズムや民族主義が世界中に広がる
・円相場が1ドル=120円に下落する
・米S&P500が3000台を超え、平均時給も前年比4%上昇する
・10年物米国債の利回りが4%に近づく
・北米自由貿易協定(NAFTA)とイラン核合意が存続する
・米中間選挙で共和党が敗北する
・中国の実質成長率が5.5%に低下する
私が気になるのは北朝鮮
昨年、グアム沖にロケット弾を打ち込む計画の作成段階に入ったと北朝鮮は宣告しました。言った以上は何らかのアクションを起こすのでは?、そう思っています。
直近は差し迫ったオリンピックの参加で融和ムードです。でも終わればまた緊張ムードに戻るのでしょう。
4/15の故・金日成氏の生誕日を前後して北朝鮮の挑発が出てくるのは恒例行事化しています。
私の確定拠出年金の毎日スイッチング対象商品が昨年赤字になったのは、唯一4/15前後でした。以降は北朝鮮の挑発にマーケットは慣れっこになりました。
ハードルは上がってます。それでも北朝鮮はチャレンジするのだろうと思います。マーケットにサプライズを与えられるのは、グアム沖爆撃じゃないかな。私のビックリ予想です。
まとめ
日銀総裁バーナンキ氏、米S&P500が3000台、10年物米国債の利回り4%あたりに突飛な感を受けましたが、それ以外は起きても不思議じゃないと私自身は思っています。
皆さまはいかがでしょう?