不都合な真実、100兆円超えた家計投信残高33兆円もの下方修正

7/15日経新聞『日銀、33兆円も下方修正 家計の投信保有残高』には唖然としました!

100兆円を超えたはずの家計の投信保有残高は、日銀公表の統計改定により、なんと33兆円もの下方修正です。




テンション下がりますよ。。

「貯蓄から投資へ」をモットーに、個人向けの投資環境をここ数年で大幅に整備してきた国や金融機関にとっては、耳の痛い話です。

投信ブロガーもテンション下がりますよ。これは今年1/28に書いた記事です。

投資信託、個人保有が100兆円の大台にようやく到達

投信ブロガーにとっての大イベント『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017』の授賞式に参加した後に書いた記事です。参列の金融関係者のご挨拶に投信の保有額に触れた発言もあり、気になってブログ記事にしていました。

統計値がこんなに大きく変わってしまうと話の前提も崩れてしまいます。不都合な真実です。

 

家計の投信保有はアベノミクス下でほぼ横ばい

日銀が6/27に公表した「資金循環統計」によると、家計が保有する投資信託の残高が、今年3月末時点で73兆円強とのことです。3ヵ月前に発表した12月末時点の109兆円からは大幅な乖離です。

資金循環統計のデータは遡及改定されており、日銀のホームページから改定前のデータは消えているとのことです。当日経記事は、2010年以降の家計投信保有残高の推移を、改定前後それぞれを折れ線グラフにして比較できるようにしてくれています。

グラフをみると、改定前の推移はアベノミクスがはじまった2013年以降に急上昇で、2015~2016年にさげるものの再び右肩あがりです。ところが、改定後となると、2014~15年に80兆円を超える場面はあるものの、2013年以降おおむね70兆円台で推移しています。

「貯蓄から投資へ」の流れは着実に進んでいるはずでした。でも定説は覆りそうです。

 

では、なぜこんなに統計値が狂ったのでしょうか?

そもそも家計の投信保有残高とは、推計値だとのことです。「新たな基礎資料等を採用し、部門別の残高を精緻化した」ためだというのが日銀の見解のようです。

5年前と比べて投資信託の保有残高は大幅に増えています。2018年3末時点で保有残高は210兆9866億円にまで増えました。そのうち従来推計では53%が家計とされてきましたが、今回の改定で35%でしかないと分かったとのことです。

まとめ

とほほ。。GDPやCPIでも改定値にマーケットは振り回されますが、ここまで酷いと何を信じて良いのやら。

自衛本能を発揮してアンテナ張り巡らすしかないのでしょうか。。確定拠出年金を毎日スイッチングしながら、知り得た情報は今後とも発信していきたいとおもいます。




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