前回は、元本確保型商品と国内株式連動商品の間での同日約定売買(スイッチング)について述べました。
商品による必要な日数に違いがあります。
<注>当記事の内容に該当しない商品もあるかもしれません。商品内容をよくご確認の上取り組んでください。
国内株式連動商品については、前回記事で述べました。
「買う」、つまり元本確保型商品から国内株式連動商品へスイッチングする場合は、発注後2営業日を要します。
「売る」、つまり国内株式連動商品から元本確保型商品へスイッチングする場合には、国内株式連動商品を発注日当日に解約できます。
私の使用している運営管理機関ですと、朝10時までが発注のリミットです。
たとえば、月曜日10時までに「買い」の発注をすると水曜日に約定します。
「売り」を水曜日10時までに発注すると、同じ水曜日に約定します。
このように、いつ約定するかに着目してスイッチングすれば、同じ時価(基準価額)で売買できます。
国内株式連動商品は、円建ての資産です。
外貨建ての資産であると、プラス1日余分に掛かります。
外貨建ての資産といっているのは、外国株式もしくは債券に連動する商品です。
商品の裏付けとなる資産がドルやポンドといった外貨で売買されますが、外貨建てといっても円で買います。売れば円で戻ってきます。
「買う」場合は、発注後3営業日かかります。月曜日10時までに発注すると、木曜日に約定します。
「売る場合」は、翌日約定します。水曜日10時までに発注すると、木曜日に約定します。
発注の段階では、約定日の基準価額はわかりません。
発注額でいくらの口数を買えるのか、あるいは解約口数がいくらで売れるのか、発注時点ではみえないわけです。
売り買いを頻繁に行うのであれば、約定までの日数だけみれば、円建てのほうが見通しよく売買(スイッチング)できます。