昨年3月のコロナショックで大きく落ち込んだ日本株は11月米大統領選前にはショック前の水準にV字回復しました。日経平均にして2万3,000円台です。大統領選をきっかけにピークアウトしてもおかしくないと身構えましたが実際にはそこを境に上昇は加速し日経平均は30年ぶりに3万円を超えました。
TOPIXも2,000を突破です。しかしながら世界各国の株価の上昇も堅調で昨年を通じて日本株投信の比率を大きく下げてきました。
海外比率UPで利回り6%目前
昨年3月の大暴落の渦中にこんなブログ記事を書いてました。
ここでも記載している2020/03/12時点の資産構成は次の通りです。初回入金来運用利回り(以下、利回り)は2.64%です。
そして現時点2021/04/09時点です。利回りは5.97%です。
日本株の比率を下げ海外株を積極的に買い増しました。利回り5%を目標としていますが、それを大幅に上回り6%目前です。
日本株は『DIAM国内株式インデックスファンド <DC年金>』にて、海外株は『フィデリティ・グローバル・ファンド』にて購入しています。4/9時点での騰落率は前者が6ヶ月+21.35%、1年+41.77%、3年+21.27%です。一方で後者は6ヶ月+28.36%、1年+65.08%、3年+55.71%です。
どの期間をみても後者のパフォーマンスが上回っています。米大統領選があった11月からの日本株の一段高には驚いたとはいえ、この期間と重なる6ヶ月をみても後者が優位でした。
利回りが確保できているなかで、日本株の比率を上げようという気持ちがなかなか湧いてこないのが実情です。
後日談4/13:利回り6%を超えました。
個人投資家の日本株離れ
日経新聞4/9『投信の日本株 売越し額最大』によれば日本株の最大の売り手は投資信託で、売越し額は1983年以降最大でした。日本株投信を長期保有していた高齢の投資家の売りが出る一方、資産形成層の若者は日本株投信を買っていないと当記事では述べています。20年度は2月まで11ヶ月連続で日本株投信から資金が流出し、海外株を組み込んだ投信には3月まで9ヶ月連続で流入超とのことです。
まとめ
海外投資家は4年ぶりに日本株を買い越しです。日銀が主要な買い手であったとはいえ、年間6兆円購入目標を3月の会合で取りやめたので海外勢の存在感がますます高まるのかもしれません。この国に生まれ育った身としては日本びいきでありたいところですが冷静に実情をみて運用の判断をしていきます。
また日本比率を下げたからといって毎日スイッチングをやめるわけでもありません。日本もさることながら世界の動向を感じ取る上で欠かせないルーチンとなっています。