3/28週振返り:新年度またいで大相場つづく、ドル円110円台

2021年度の日経平均は前年比54.2%高で終えました。

昨年の今頃は暴落からの回復に入っていたものの果たしてV字なのかL字かW字なのか判然としてなかったです。自分の中でぼんやりV字回復が見えてきたのは4月後半です。WTI原油先物がマイナス価格となる珍事が起きたり、コロナ第2波が確実視されるようになっても値持ちが良かったです。5月にはモデルナが臨床試験(治験)で抗体が確認できたとのニュースで、以降ワクチンによるコロナ克服への期待から上昇相場が続きました。

それでもコロナ前の水準に戻れば御の字と思っていましたが、11月の大統領選を境にあらたな大相場がやってきました。現職トランプ氏が1期目で退任は想定外でしたが、バイデン政権下での大型経済対策への期待、上下院が民主で占める議会ねじれ解消(正式に解消されたのは翌年1月)などを足掛かりに歴史的な上昇相場となりました。日経平均は2月には3万円に到達しました。いまだ大相場の最中です。

景気の体温計ともいわれる金利の動向も不安定です。米10年債利回りは夏場まではマイナスに向かう感でしたが、その後は上昇に転じ足元1.7%台です。コロナ前の水準を取り戻しインフレの懸念が囁かれています。ドル円も年明けから円安で先週には110円に到達しました。

 

コロナ感染拡大は一年経っても収束が見えません。ワクチンは実現し12月から英国で接種が開始されましたが、ときを同じく英国、南アフリカ、ブラジルにとそれらの国で発生した変異種に悩まされる事態に陥りました。1都7府県では2回目の非常事態宣言が1月に発令され第3波をどうにか抑えたかとおもいきや、従来型より感染力が高いとされる変異種も相まって早くも第4波がやってきています。

 

株式相場は想定外に良好であったとはいえコロナ感染はいつ縮小するのか1年経ても見えません。いづれも予想通りに進んだわけでもないので、期待先行で心を取り乱さないようにして取り組んでいきたいとおもいます。

 

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