AI(人工知能技術)は、人間の労働の機会を奪う凶器ではないか。懸念が深まってます。
労働の対価。お金は、汗をかいて儲けたいとおもっても、どんどん労働の機会がAIにより浸食されています。
朝起きてエネルギーのみなぎった体を稼働させ、昼ご飯でエネルギーを補給しまた午後も働く。エネルギーを労働に変える、いわばフローの概念が、これまでの仕事の在り方でした。
戦後から1990年初頭までのバブル期までの経済成長期は、それで良かったです。
働くことがモノの生産につながり、モノが増えて豊かになりました。欲しいモノが世の中にあふれ、労働で得た収入でモノを購入する。購入すると企業が儲かる。
フローが経済を支えました。
豊かさは、自動化によつてももたらされました。
かつては、駅の改札口では切符を切る駅員がいました。今では自動改札です。自動改札のおかげで、スムーズに駅に出入りできるようになりました。
しかしその代償として、切符切りの労働はなくなったわけです。
だからといって、自動改札をなくそうなんて機運は、どんなに待ってもやってこないでしょう。単調な作業は、機械に任せた方がいい。非人間的な作業だ。そうおもうわけです。
フローからストック重視の社会に変わっていくでしょう。
自動改札によって、労働は失われました。その分、世の中は効率化されたわけです。
そして、その分の収益は誰のものとなるのか。
自動改札を所有する側の人間です。所有することの重要性が増していく。
所有すること。ストックが重視される社会になっていくのだとおもいます。
資本主義の加速にほかなりません。
資本主義の本来の姿なのかもしれません。
ボピュリズムの台頭は、資本主義への反旗とも受け取れます。
歴史を重ねれば、戦後から1990年初頭までのバブル期は、かなり特異な時代とみられるようになるかもしれません。フローが輝きを放った一瞬の時代だったと。
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