北朝鮮問題の収束カウントダウンはいつ起こるか?暦を確認しておこう

一体いつ収束に向かうのか。4月に北朝鮮問題で株式相場は大きく下落しました。その後も断続的に北朝鮮からの挑発が続くものの、相場は鈍感でした。

日経平均株価は、4中に18,000円近くまで下げました。その後は5月連休明けにかけてググッと伸び上がり20,000円付近まで到達しました。3月期決算企業の来期予想が好調とあって躍進しました。4-6月期決算がほぼ出そろった現在においては上振れ予想が相次いでおり、さらなる躍進も視界に入っていました。

しかし、8/9のグアム爆撃検討のニュースに端を発し、あらためて北朝鮮問題がクローズアップされました。




北朝鮮の祝日には要注意

4月の北朝鮮問題は2つの祝日をかけての駆け引きでした。

4/15:故金日成生誕日(太陽節:今年は105周年)

4/25:朝鮮人民軍創建記念日(建軍節:今年は85周年)

特に、故金日成主席の生誕日は、祝日の中でも特に大切とされているようです。北朝鮮は国威発揚のため4月に何かをやらかすことが多いです。

今年は特に両祝日とも5が付く節目の年となり、早くから警戒の声が高まっていました。北朝鮮からしてみれば「何かをやらざるを得ない」日です。日本における靖国問題と似た感があります。この頃の私が感じた雰囲気は、

北朝鮮から目が離せない1

北朝鮮から目が離せない2

に書きました。「何かをやらざるを得ない」日の茶番で終わると考えましたが、情勢はより悪化しています。

 

実は、8月にも北朝鮮は祝日があります。

8/15:祖国解放記念日

8/25:先軍節(故金正日総書記が先軍政治を始めた日)

日本が太平洋戦争に敗れた8/15は北朝鮮だけでなく韓国にとって記念すべき日です。よくわからないのが先軍節。wikipediaの「先軍政治」などをご参照ください、イデオロギー色満載の祝日です。

ともあれ、4月と似たような暦の並びでビックリです。

 

米韓合同軍事演習が重なるのも4月と同じ

野外合同軍事演習(フォールイーグル)が3/1から4月末にかけて行われました。毎日新聞7/30『「フォールイーグル」は終了』によれば、米韓国側合わせて約31万人参加で、過去最大規模となった昨年とほぼ同じだったそうです。

一方、今回行われる軍事演習は、指揮や統制の能力などを向上させるための机上演習が中心です(ウルチ・フリーダム・ガーディアン)。本日8/12NHK WEB NEWS『米韓合同軍事演習は21日から 北朝鮮が反発か』によれば、8/21~31の期間行われます。アメリカ側からは1万7500人が参加する予定とのことです。

期間の長さも規模も一様には比較できませんが、4月と似た状況にあります。

 

まとめ

北朝鮮問題の先行きはよくわかりませんが、日程だけみると米韓軍事演習が終わる8末までは警戒が必要のようです。

ただ4月の場合は、「警戒期間」の終わりがみえると先取りするかのように日経平均株価は上昇しました。株式市場はあまりに楽観的でした。

確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)のスイッチングを毎日行うようになって、海外の祝日が気になるようになりました。こうした折に覚えるようにしています。暦は大事です。




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