運営管理機関から、確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)の取引状況のお知らせが、半年にいちど封書で届きます。
2016年10月~2017年3月の状況が送られてきました。
総資産評価額は、12%増えました。
この間、
日経平均は13.9%(16,598円→18,909円)
ダウ平均は13.2%(18,253ドル→20,663ドル)
の上昇です。
これらの株式市場とほぼ同等の上昇でした。
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金額=単価×数量。この単純な公式をすっとばして経済の話がなされることが、あまりに多い、そう感じています。
国内および海外株式連動商品の比率は、49.4%から62.2%にあげました。
バランス型商品も保有していますので、それも含めると、2017年3月時点では7割超を株式連動商品が占めています。
株式市場と同等の上昇となったのは、株式連動商品への比率をより一層高めたからです。
私は、国内株式連動商品と元本確保型商品との間で、毎日スイッチングをしています。
元本確保型商品を切り崩して国内株式連動商品を「買う」、
国内株式連動商品を「売り」をかけ元本確保型商品へ手元資金をもどす、
を繰り返しています。
つまり、国内株式連動商品を使って株式投資をやっているようなものです。
他の商品も値動きをウォッチしたほうが、本来は良いのですが、サラリーマンにはそんなに時間はない。
資金を国内株式連動商品へ徐々にシフトし、国内株式連動商品での運用に注力してきました。
半年の上昇の要因は、国内株式連動商品によるものが大部分です。
このブログで紹介してきたイチロー効果を発揮した結果です。
イチロー効果とは、「目先の評価損益に惑わされることなく、資産の状態」を気にかける投資の考え方です。
時価を平均取得価額で割って”率”で評価するのは、いわば「打率」、
単価の低い証券をコツコツ積み重ねて”数”で評価するのが、「ヒット数」
です。
少し上がれば「売り」へ、少し下がれば「買い」へのスイッチングの比率を高めます。
下がった局面での「買い」が多いので、単価の低い口を増やせます。
この半年は上昇相場でした。全体としては「買い」の比率を若干高めとし、相場のトレンドに合わせました。
このスイッチングを毎日行います。
毎日行うことで、日経平均のような株価指数と、確定拠出年金の評価額のトレンドが似通ってきます。順張り投資です。
評価益を数パーセント確保した状態を保つように売買を繰り返すため、
7割超を株式連動商品で持つなんて怖いと思われるかもしれません。
でもそうでもないことが、イチロー効果を実践すれば体感できます。