約定日が同じであれば、売りも買いも基準価額は同じです。
発注時点で「買いが多かったかな」、「買わなければ良かった」などと思っても、約定前に売りを出せば相殺できます。
一気に資産を組み替えるのは、勇気も要りますし、誤るリスクも高いです。
同日に約定する売買をすると、リスクを減らせます。
元本確保型商品(いわば現金)と国内株式連動商品(リスク資産)であれば、最短3日で資産額を調整できます。
買いの発注を出して、2営業日後に約定できます。売りは当日に約定できます。
<注>当記事の内容に該当しない商品もあるかもしれません。商品内容をよくご確認の上取り組んでください。
3日後の相場など、なかなか精度よく当てることはできません。
3日前に買いたいとおもった気持は、当日には変わっています。
「買いが多かったかな」と思えば、当日売りをいくらか出して購入口数を少なくします。
「買わなければ良かった」と思えば、予想される購入口数と同等分の口数を当日売ればいいのです。
同日約定売買がよいと述べました。
比較のため、まともにスイッチングすれば何日必要か述べておきましょう。
元本確保型商品を切り崩して、国内株式連動商品にスイッチングする例です。
元本確保型商品の解約の発注をして、2日後に約定します。
私の運営管理機関ですと、朝10時が発注の締め切りです。
たとえば、月曜日10時に発注すると、水曜日に約定します。
ところが、「買い過ぎたので一部元に戻そう」と思い立ちます。
国内株式連動商品に解約の発注をかけると、その日に約定します。
しかし約定後、4営業日程度、解約資金の受け渡しに日数がかかります。
それだけではありません。受け渡しで元本確保型商品を購入するのに更に2日かかります。
木曜日10時に発注すると、その後営業日かかるので、翌週金曜日にスイッチングに完了するわけです。
月曜日にはじめたスイッチングは、翌週金曜日までかかりました。10営業日、日数にして12日です。
同日約定売買により同じ操作をすれば、3営業日で済みます。
相場は日々変わります。
同日約定売買の効果は大きいです。