昨年2019年の「年金2000万円問題」以降、資産形成への関心は確かに高まっています。これに端を発して、株や投信の売買手数料の値下げ合戦合戦が繰り広げられています。ノーロード投信への関心が高まっています。
投信の低コスト化の波
日経新聞1/8『手数料異変、背景に低金利』によれば、金融仲介サービスの手数料は、一般的に投資家への説明や助言の対価とされています。こうしたテーマは必要ないインターネット証券は、対面営業型の証券会社が追随できない、各手数料で顧客基盤を拡充してきました。
手数料の引き下げに代わる戦略がない中での競争なので業界の行方に心配もありますが、引き下げの余地があったのであればもっと早くやってくれれば、、という思いにもさせられます。
対面型営業の証券会社は、店舗縮小を進めていたり、富裕層向けにシフトを進めています。
後日談1/12:日経新聞の今月の『私の履歴書』は、日本証券業協会会長である鈴木茂晴氏。本日は1974年頃の様子。当時の営業ノルマの話など、あまりにブラックです。。手数料なんて払いたくなくなってしまいます。今後の回では、業界がクリアになっていく様子が描かれていくのでしょうか?でなければ、なぜ当氏が登場してるのかよくわかりません。。
「貯蓄から投資へ」の掛け声のもと、国は少額投資非課税制度(NISA) の創設や確定拠出年金の改定改定により個人が資産を行するための環境を整備してきました。個人が金融の知識を身に付け裾野を広げています。手数料や信託報酬などの金融機関に対する対価に厳しい目が開けられています。
売買手数料ゼロだからできる毎日スイッチング
私はこのブログのタイトル通り、「毎日スイッチング」の実践を続けています。
元本確保型(定期預金)を原資に、日本株投信を毎日「売買」しています。定期預金→日本株投信へのスイッチングで「売り」、日本株投信→定期預金のスイッチングで「買い」をしています。売り買いの量を合わせることでキャッシュの損得をなくすことができます。
※詳しくは『ヒント・ノウハウ』
売買手数料がゼロなのが確定拠出年金のメリットです。毎日スイッチングしても手数料による資産の目減りは生じません。
損得もないのに、なぜそんな手間をかけるのか?それは関心を持続するためです。もちろん、相場の底では買いましたり、天井では売ります。チャンスを逃さないためにも関心の持続は欠かせません。毎日スイッチングすることで、経済ニュースに敏感になりますし、Twitterへの発信して株式投資に興味のある人と仲良くなれたりします。
まとめ
個人の資産形成というと「老後のため」と考えがちです。現役バリバリの人にとっては遠い先のことでなかなか興味が持てません。
私は現役時代でも楽しめる「勉強ツール」として確定拠出年金を運用しています。現役時代も老後も身近である資産形成が本来のあり方だと思います。