日経平均は乱高下が続きます。昨日に400円近い大反発をみせて一息つけるかと思いきや、本日(3/7)は165.04安の反落です。
鉄鋼・アルミの輸入制限を強行しようとする米トランプ政権は、国家経済会議コーン委員長の解任を日本時間早朝、明らかにしました。ニュースは、日本市場を直撃しました。午前7時過ぎ、ドル円が1円近く一気に円高が進み、再び105円台です。
113円台付近で均衡していたドル円は、今年に入って円高トレンドです。
確定拠出年金の毎日スイッチングは、国内株式連動商品と元本確保型(定期預金)の間で行っています。
外国株式連動商品はほったらかしです。円高は外国株購入には好機です。円高とは、円の実力が強くなり他国のモノが安く買える状況です。
国内株式連動を引っ込めて現金化した分のいくらかは、外国株式連動の方へまわしました。
ドメスティック・バイアスの呪縛
良くも悪くもドメスティック・バイアスの呪縛に誰もが振り回されます。どの国でも自国の株式の保有率が高いです。やはり愛着の心からだと思います。
それに、情報量の面で自国株式は圧倒的に有利です。「日経平均の動きが妙だな」と感じたら、私はネットを直ぐに検索します。せいぜい30分ぐらいの間には情報が見付かります。デイトレーダーでもない私にとってはリアルタイムに等しいです。
私だって日本株式への思い入れは強いです。だからといって長期的に上昇するのか、正直よくわかりません。日経平均は1989年の史上最高の半値をようやく回復した水準です。
米国ではたしかに長期的に株式は右肩上がりです。確定拠出年金が米国で広く普及した背景には、長期に渡る自国株式の上昇があるといわれています。
換金売りに押される日本株
ドメスティック・バイアスがかかった私の思い込みなのかもしれませんが、日本株式はいつも不利な立場に置かれています。。
3/2日経新聞『海外勢、株売り越し』によれば、2月第3週(19~23日)は7週連続で海外勢は日本株を売り越しました。年初からの下げは日本が最も厳しいと当記事は伝えます。
リスクオフとなれば安全資産とされる円が買われ日本株が売られます。換金売りです。
日本は世界のリスク請負人。日本企業の業績が上向きでも、海外勢の換金売りの対象に日本株は使われてしまいます。
まとめ
私の勤め先の確定拠出年金にラインアップされている商品を比べると、外国株式連動商品のパフォーマンスは魅力的です。
世界の株式に占める日本株の割合は時価総額ベースで10%もありません。ときどきの情勢を差し引いても、日本が停滞している最中に他国が上昇する確率のほうが単純に高いです。
「毎日スイッチング」と称して国内株式連動商品の売り買いに明け暮れる私ですが、手法に固執することなく頭はいつも柔らかくして運用に励みたいとおもいます。