謹賀新年:波乱の予兆?米30年債利回り一時5%に到達


新年明けましておめでとうございます。
静岡・久能山東照宮に初詣で行ってきましたが、石段の途中から眺める太平洋はおだやかで、
日に照られ浮かび上がった光の道に圧倒されました。
同じ光景を江戸時代の人々も目にしているはずです。

今年の相場を占う大事な1週間でしたが、相場の海は波乱含みだったといわざるえません。
大発会1/6の日経平均は600円近く下げたのち翌日は800円に迫る大幅高で4万円を回復しました。

米国のブロック化・一国主義を意識させられるニュースが年明け以降相次ぎました。
日本製鉄によるUSスチール買収計画がバイデン元大統領により阻止されました。対米直接投資の残高は日本が2023年まで5年連続首位であり親米筆頭というべき日本が、国家安全保障上の理由で阻止されるのはまったくもっておかしな話です。
日本が脅威なのか-USスチール問題が問う「国家安全保障」の意味
対米投資に懸念の声、日本企業から相次ぐ 日鉄の買収阻止で
米国に輸入される全てに10%か20%の関税を「一律に」課すと主張してきた次期大統領トランプ氏は、関税範囲が狭まるとの報道を即座に否定して主張をより強固にしました。
トランプ氏、関税政策の後退ないと言明-範囲限定を巡る報道を否定

トランプ政権で財政規律が緩むとの見方から12月以降、米国長期債の利回りが上昇しています。年が明け加速し、1/10発表された12月雇用統計で市場予想を大幅に上回る雇用増を受けて、米国30年利回りは一時2023年11月以来の5%超えとなりました。
米30年債利回りが5%に上昇、次回の利下げ見込みは下期に後ずれ

利回りからみれば株式のうまみは減る一方で、いつ調整が入ってもおかしくない状況です。
この一年を波乱があっても無事乗り越えましょう!

 

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