確定拠出年金(401k,iDeCo.DC)を、飽きもせず懲りもせず、私が毎日スイッチングするのはなぜか。
飲み会などでゆったりと話す場であれば、確実で安定的に収益をあげられる手段でしかも費用ゼロでオトクだからと、このブログにぶら下げている資料をみせながら説明します。
ただ、電車の中だとかの立ち話だとそうもいきません。株式投資をしている人とだと、手数料・税金がかからないからだと言うと、素早く「へぇ〜」ともなります。
私の周りのほとんどの人は、株式ときけばギャンブル。損して惨めなイメージが先立ちます。確定拠出年金なんて、本当のこといえば導入してほしくないと考えている人ばかりです。興味が持てないどころか拒絶感が強いです。
そんなときには、一言、「避難訓練」。
ふだんから触っていないと、イザ金融恐慌だからといって動けません。日頃何気に使っているバソコンのマウスだってクリックの手が震えます。だいたい、確定拠出年金のパスワードだって知らないでしょう。パスワードを入手するのに1週間なんてアッという間にたちます。サイトをみたって数字の羅列。パニックです。
逆に儲かっているときも、厄介です。アベノミクスとやらで、日経平均は2万円突破。さあ、何かしなきゃ。
でも、何もできません。
結局は、放ったらかしのままです。
元はといえば、私だって確定拠出年金なんて、疎ましく拒絶してました。
臆病な性格でもあります。ギャンブルなんて好みません。学生の頃、人生経験だと意気込みパチンコ屋に通ったこともありますが、30分おきに千円札を突っ込む自分に恐慌を感じました。理科系でのめり込み気質も仇となりました。
競馬だって、真夏の四畳半は耐えられないと、夜の大井競馬場に涼みにいった程度です。
臆病でのめり込み気質だからこそ、確定拠出年金を毎日スイッチングしているのです。
禁煙バイポみたいなもの。仕事のストレスのはけ口です。ギャンブル気質を持っている前のめりの人にお勧めです。
このブログで紹介する投資の考え方は、イチローからヒントを得ています。
打率よりヒット数を重視する思考は、投資の世界にも通用します。彼の思考にあやかった手法を紹介してきました。
彼の思考は、偉大な記録を次々と塗り替えてきました。
日米通算でのヒット数は、ピートローズの持つ大リーグ記録4256本を更新しました。
凡人には別世界です。でも、よくよく考えてみれば、当然の帰結でもあります。
彼は少なくとも4256回打席に立っている。
野球の打率は3割あれば賞賛されます。6割は失敗。1万回はゆうに打席に立っています。練習でバットを振った回となれば、その何百倍です。
確定拠出年金。バットを振りましょう。