10/1週振返り:米10年債利回り4.8%超え、逆イールドが急速に縮小

9月FOMCを境に米10年債利回りの上昇が加速し4.8%台での攻防です。10/6発表の9月米雇用統計では非農業部門雇用者数が33.6万人で市場予想18.7万人を大きく上回り、それを受けて4.88%をつけました。

米国の住宅市場ではローン金利上昇で住宅購入申請が下落の一途です。
米30年物住宅ローン金利が7.5%超え、2000年以来-購入申請は低迷
購入に二の足を踏んでいるというよりは、コロナ禍で低金利で住宅をなかなか手放さないという事情の表れのようです。日本と違って米国では固定金利でローンを組むのが一般的で、サブプライムローンに懲りています。高金利であっても涼しい顔した家計が多いようです。

景気後退のシグナルといわれる逆イールドがなんと、ここ数週間の長期債利回り上昇で急速に縮小しています。
過去の例では景気後退の直前には逆イールドが解消されており、それは中央銀行が利下げを開始して短期債利回りが低下することにより起きています。しかし現在は利下げどころか利上げムードが色濃くなってきて、短期債利回りが高いまま長期債利回りが上昇しているところによります。

米国債急落、2-10年債逆イールドは今年最小-好調な雇用統計で

経験則があてにならないようです。日々の市況と向き合いながら慎重に取り組んでいきたいとおもいます。

 

10/1週間ツイート

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■10/6(金)