2/23週振返り:エヌビディア好調も半導体に逆風、日経平均3万7000円台へと大幅下落

エヌビディアの決算に合わせて揺さぶられる一週間でした。
2/26発表の11-1月期決算は売上が前年同月比78%増、純利益80%増でいずれも過去最高を更新しました。
NVIDIA、予想を上回る過去最高の増収増益 AI向け売上高は93%増
次の四半期の売上が市場予想を上回るも粗利の予想が下回り、かつては250%を超えていた利益率が70%第半ばに落ちてきたことなどがネガティブに受け止められ、決算後に8.5%の株価下落に見舞われました。。
エヌビディア、売上高見通しが予想上回る AI向け需要好調

成長ペースの鈍化に加え、エヌビディアを取り巻く外部環境が悪化しています。
トランプ政権は中国への半導体技術の流出を食い止めるべく規制強化に動いています。
エヌビディアやMS、トランプ政権にAI半導体輸出規制の見直し訴え
中国自体もエヌビディアに独占禁止法の疑いをかけ米国に圧力をかけています。
中国、独禁法違反の疑いでエヌビディアを調査 米規制に報復か
技術の面でも、AI処理に特化したASIC(特定用途向け半導体)が続々と登場し、エヌビディアが独占するGPU(画像処理半導体)のシェアが低下に向かうかもしれません。
エヌビディア1強終焉
中国発ディープシークはエヌビディアの先端的でない半導体を搭載したAIモデルを構築したと主張しています。AIへの巨大な設備投資への疑念もエヌビディアには脅威になっていきそうです。
アングル:ディープシークでAI巨額投資に疑念、価格競争に突入か

半導体業界への逆風や米国の関税強化への不透明感が増して、日経平均は週間で3.5%下落して37,155円で今週を終えました。
節分天井彼岸底といったりしますが、トランプ大統領就任100日が近づく四月までは、耐え忍ぶ相場が続くのかもしれません。
がんばっていきましょう~!

 

2/23週間ツイート

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