受給開始の60歳までは引き落とせないのだから、気長に運用をしましょう。
その通りです。
気長であっても、「ときどきは資産状況をチェックしましょう」、と云われます。
出資額が保証されていないのだから、損失が発生するリスクがあります。
ときどきは、チェックして設定を見直しましょうと。
たとえば、半年に一度、確認しましょうと云われます。
自分の資産なのだから、「その程度の真面目さは持つべきだ」、「仕事が忙しくてもたまにだったらできるはず」、そうした前提で成り立っている年金制度です。
リスク資産の扱いを教えてもらったこともなく関心もなければ、まずチェックなんてしないでしょう。大多数の人は、401kなんて自分が加入していることさえ、よく覚えていません。
中には、半年に一度郵送される活用状況の報告書類には、目を通す人もいるでしょう。
でも、半年に一度みたところで、アクションを起こせますか?
損しているか得しているか把握できても、どの商品にいくら拠出するのが妥当か判断できますか?
そもそも、以前、何を根拠に運用の設定をしたか覚えていますか?
すべて、Noであっても不思議ではありません。半年に一度みたところで何もできません。
損失が発生していてショックを受けたり、あるいは含み益がでていて喜んだりはします。
でも、何をすべきかはわかりません。
私は、長い間、そもそも関心が薄く、ほったらかしでした。
半年毎の郵便も見ることなく捨てていました。ある年、大変な含み損があることがわかり相当なショックを受けました。そして、見るのも嫌になりました。
さらに年月が過ぎ、ふと通知を眺めると、含み益が出てていると知り、こんどは大喜びです。
でも、どうすればいいのだろう。
半年程度の頻度でチェックしても、何もできないとそのとき悟りました。
ともかく、関心を持続させなければなりません。
そこで思いついたのが、「株式投資との併用です」。
1株でも手にしたら、毎日値動きが気になるでしょう。
経済ニュースにも興味がでてきて、知識も増える。
その結果、401kに対しても判断できるようになるだろう。
「併用」が重要です。
401kと株式投資のそれぞれのメリットがありますので、併用することで心のバランスが取れ、世の中への関心も広がります。
結果として楽しく長期運用が実現できるのです。