5/25週振返り:米401k、あの手この手の囲い込み

米国では家計の金融資産に占める株式や投資信託の割合が日本よりはるかに高く、個人退職勘定(IRA)や企業型確定拠出年金(401k)が広く普及していることが一因と云われています。
家計金融資産の日米比較~なぜ日本は現金・預金が多いのか~

米国を参考にして日本でも401kが制度化され、私の勤め先では黎明期ともいえる2005年に導入しています。私自身も当時から加入していましたが、リーマンショックによるマイナスで見る気もせず無知もあり長らく放ったらかし、定期的に届くお知らせを2013年に何気にみてプラスになっていると知り運用にのめり込んでいきました。今ではこんなブログを書くほどのヘビーユーザーです。

401kで「億り人」になるのは米国では夢物語ではないようです。
米確定拠出年金401kのミリオネア数、昨年は27%増加-株高が追い風
私の初回入金来利回りは7%台です。それでも億り人は遠い存在です。。

米国で401kで億り人が生まれる源泉は、長期で右肩上がりに上昇を続けてきた神話と化した自国株式市場の強さにあるでしょう。ところが今、神話が崩れようとしています。トランプ政権による「解放の日」をきっかけに株式も債券も同時に売り込まれ、伝統資産への信認が剥がれ落ちる様相を見せつけられました。

401kにもオルタナティブ投資の波が忍び寄ってきています。ステーブルコイン法案が可決の見通しとなり、仮想通貨運用が容認に向かうようです。
米政府、年金の仮想通貨運用「容認」 前政権の指針撤回
ビットコインが史上最高値を更新、「GENIUS法案」可決で業界全体に勢い
プライベート・エクイティも解禁が検討されています。
トランプ政権、確定拠出年金でPE投資の解禁検討

こうした商品もデフォルトとして組み込まれ浸透していくのでしょうか。。あの手この手と老後資金を囲い込み食い物にしようとしている感が否めません。資産防衛は最終的には個人の判断、私は「毎日スイッチング」で見守りつづけます。

 

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