6/2週振返り:ECB利下げ敢行、コロナ前以来4年9カ月ぶり


ECBが6/6、主要政策金利を4.0%から3.75%へと0.25%の引き下げに踏み切りました。米国に比べて景気後退への懸念が強く、何カ月も前から予想されていたので波乱なく決定されました。
ECB0.25%利下げ、4年9カ月ぶり インフレとの戦いは続く
コロナによる財政出動に端を発したインフレに対して金利を引き上げてきたわけですが、4年9カ月ぶりに利下げに踏み切ったわけです。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)で買い入れた債券の満期償還金の再投資は6月末からペースを縮小し、2024年末には停止することと既に決まっています。
ただ、インフレ率がピークアウトしたとはいったものの賃金上昇率が高く続けざまに下げられる状況にもありません。

来週は日米ともに中央銀行会合です。
日銀は、前回4月会合後に一時160円を超える急激な円安を引き起こし為替介入で火消しに躍起でしたので、実質GDPマイナスに陥っている状況にあっても利上げに踏み切るのかもしれません。
ダイハツ問題がGDPを押し下げたともいわれますが、今月に入って自動車5社が認証不正が公表され危うい状況ではあります。
GDP1─3月期は年率2.0%減、内需に弱さ 特殊要因響く
FOMCは今回会合では金利据え置きとの市場予想です。6/7発表の5月雇用統計では雇用者数、平均時給が強く、またまた利下げ時期後退の様相です。
5月の米雇用統計 就業者数 前月より増加 市場予想大きく上回る

 

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