6/8週振返り:海外勢10週連続買い越し、長期流入へ期待

4月初めの関税ショック後、海外投資家による日本現物株の買い越しが10週連続となりました。2023年6月以来の長さで、過去最高がアベノミクス初期の2013年にあった18週連続で、10週以上は数えるほどしかないとのことです。この間4兆円に迫る買い越しで、ただ今年1〜3月が2兆円売越しであったことを踏まえると短期的な反動にみえる側面もあります。
海外勢が日本株10週連続買い越し、4兆円流入 米国株より好成績
投資部門別売買動向(25年5月)~海外投資家は4月後半から買い越しに転換~

昨年7月に最高値を更新したTOPIXはドル建では既にその時点の水準を超え、ドル建での最高値に迫っています。
最高値に迫る「ドルTOPIX」 世界的な金融緩和にらむ
事業法人の買いは腰折れすることなく右肩上がりです。自社株買いへの積極姿勢が海外勢のマネーを引きつけているようです。
自社株買い12兆円で最高 1~5月

「米国売り」による国際分散が進んでいる現れでしょうか。日本へのマネー流入が長期的に進んでほしいものです。

 

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