7/2週振返り:七夕ETF換金売り、値固めなるか??

米雇用統計の前哨戦ともいうべき7/5発表6月ADP雇用統計が市場予想22.5万人増に対して49.7万人増と2倍を超える上振れで激震が走りました。
米民間企業、6月に50万人近く雇用増やす-過去1年余りで最速
ところが本命の7/7発表の米雇用統計における非農業部門雇用者数は20.9万人増で市場予想も下回りひとまず安堵の週末です。
米 6月の雇用統計 前月比20万9000人増 市場予想わずかに下回る

ただその間、米国10年債利回りが昨年来の4%を突破し警戒を緩めるわけにはいきません。
7/5公表の6月FOMC議事要旨をみても「あと1回か2回の利上げ」は既定路線のようです。
米国株式市場=下落、FOMC議事要旨消化 重要経済指標に注目

日本市場に目を移すと、7/3発表の6月日銀短観で7四半期ぶりに大企業製造業の景況感が改善されたことが大きな話題となりました。
非製造業の景況感はコロナからの正常化にともない堅調でしたが、製造業にまで波及してきました。
大企業製造業の景況感、7四半期ぶり改善 日銀6月短観

その要因のひとつとして半導体不足解消が挙げられていますが、中国からは半導体関連の輸出規制なんて話もでてきました。。
希少性が高いガリウムとゲルマニウムの輸出規制を中国が発表し、生成AIブームもあって好調を牽引してきた半導体分野に暗雲が垂れ込み、米中関係もますます亀裂が深まっています。
米、中国の半導体素材輸出規制に「断固反対」 同盟国と対応協議へ

7月恒例のETF分配金捻出にともなう換金売りにおされて7/7日経平均は下落し、32,388.42円で週末をむかえました。
2カ月つづいた上昇相場が調整局面に入ってもおかしくない状況です。さらなる上昇のための値固めとなるのでしょうか??

 

7/2週間ツイート

■7/3(月)





■7/4(火)


■7/5(水)





■7/6(木)


■7/7(金)