8/4週振返り:日本発ブラックマンデー、日経平均4,451.28 円安(-12.40%)


誰もが想定外の大暴落でした。。8/5日経平均は4,451.28 円安で下落幅歴代1位、下落率12.4%は歴代2位でまったくもってパニックに陥りました。
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先週8/2の2,216.63円安後に発表された7月米雇用統計は、失業率4.3%でにわかにサーム・ルール(失業率の3カ月の移動平均が、12カ月間の水準を0.5%上回った際に発動する景気後退シグナル)に注目が集まりました。既に3万5,000円台まで下げていたのに先物が1,000円を超えて下落しての週明けでしたが、後場にかけてもはや底なし沼でした。8/5の日経平均は31,458.42円で引けました。

日銀利上げ、FRB金利据え置き、米国景気後退懸念、生成AIが投資にともなう実績がでているのか?それらの合わせ技でこの暴落を生みました。
なかでも日銀利上げが大きなインパクトとなりました。低金利下にあって0.25%の利上げは、26カ月連続で実質賃金下落(27カ月目でようやくプラス)のなかにあってはかなり強気のスタンスです。為替介入の効果をより強固にしようとの思惑がすけてみえます。加えてこの大暴落を目にしておもうのは、日本の低金利が世界の高金利を支えているという事実。低金利の円を借り日本国外の資産を購入するキャリートレードに世界はあまりに依存しすぎていました。その前提が崩れパニックに陥りました。

日本発の世界に激震を与えたブラックマンデーでした。
日経VIが8/5に70.9、VIXが同日38.56、VSTOXXが31.17に急騰しました。

8/6の日経平均はさすがに大幅反発3,217.04 円高(+10.23%)となり危機を脱しました。
1987年10月のブラックマンデーとなにかと比較されるわけですが、反発後にやれやれ売りが入り二番底をつけてから本価格的な回復に向かっています。
未曽有の株価大暴落「ブラックマンデー」が起こった背景と世界恐慌に発展しなかった理由
ブラックマンデーⅡ、もしくは日本版ブラックマンデー

来週は8/14米CPI、8/15米小売売上高の発表を控えており、余震への警戒にきを抜かないようにします。

 

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