9/12週振返り:スタグフレーション・恒大問題、浮かれてばかりもいられない

日経平均はちょうど3万500円で先週は引け上昇基調が崩れていません。
でもこういうときこそ油断禁物、浮かれてばかりもいられません。日本株ばかりに目をやらず海外の動向にも気を配り今後に備えたいところです。

英サッチャー首相、米レーガン大統領の時代を匂わす「スタグフレーション(景気が後退するのに物価が上がる)」がこの景況感を言い表す言葉として定着するのか気がかりです。
米国での物価上昇がFRBがいうところの「一時的な」ものなのか見定める頃合いです。2020/3月のコロナショックから2年目にあたる今年は4月から7月頃までの前年比物価上昇は当然視されてました。でも8月以降も引きずるとなればシナリオの是正が必要です。9/14発表の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.0%で、たしかに鈍化してきました。でも9/10発表の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比8.3%上昇で、こちらは上昇が加速してます。半導体や資源の供給不足が改善されず生産者が資材コスト上昇に悩まされている状況が続いています。
消費者への価格転嫁が進みそうで、物価上昇は「一時的な」ものに止まらない気配が強まっています。一方、9/3発表の8月米雇用統計は非農業部門雇用者数がマーケット予想72.8万人増に対して23.5万人と極端な下振れで労働市場の回復に疑問符がつきました。スタグフレーションがにわかに旬な言葉になるのも致し方ない状況です。。
今週9/21〜22は9月FOMCです。直近のテーパリング(量的緩和縮小)のトーンが落ち着くのではないかと思います。

中国の株式市場が以前んとして上向きません。不動産大手・恒大集団の33兆円ともいわれる負債のデフォルト騒ぎがくすぶり下手すればリーマンショック並みの金融危機が起きかねないようです。大きすぎて潰せない…中国当局の手腕が問われています。

敬老の日で祝日の本日9/19は、日経平均先物が3万円を割り込んでます。。恒大集団問題で世界の株式市場が警戒から大きく下げました。海外の情勢をよくみて気を引き締め挑みたいところです。

 

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