フランス大統領選の第一回目の結果

中道・無所属マクロン氏が1位、注目の極右ルペン氏は2位でした。

5/7、上位2氏による決選投票です。

 

急進・左派メランション氏とルペン氏が上位を占めると大変だと、マーケットは心配しました。両氏とも、EU離脱推進派だからです。

また、ルペン氏1位も気にかけました。ポピュリズム台頭の勢いが増すからです。

2つの心配は、杞憂に終わりました。

週初の東京株式市場は大幅上昇です。

 

中道左派のフィヨン氏は敗退です。60年あまり続いた2大政党からの大統領輩出は、中道でも独自路線のマクロン氏の躍進で、潰えました。

ルペン氏も大健闘です。労働者層の支持が強い地方票の開票が進む序盤では、ルペン氏優勢。その後の都市部票の開票でマクロン氏がなんとかトップに立ちました。

最終結果はマーケットの予想通りでしたが、変化を求める有権者の強い意志を感じました。まだまだ、マーケットはフランスに振り込まれそうです。

 

ともあれ、本日早朝、選挙結果の大勢が判明しました。

急上昇しても東京市場だけでは投票結果を十分織り込めないのでさらなる上昇もあり得る。そう考え、本日の確定拠出年金のスイッチングは、私は大量の「買い」に傾けました。

 

今週から本格化する2017年1Q決算発表は、好業績が期待されています。

トランプ大統領100日目を目前とした4/26は、減税策の大統領令が発令される予定です。

マーケットにとっては、好材料です。

 

不安材料といえば、明日4/25は、北朝鮮人民軍創立記念日。ミサイル発射の懸念があります。ただ、4月に入って再三にわたる発射は、サプライズに乏しいです。

 

英国総選挙の先週のニュースは、マーケットにとっては甲乙付けがたく、悪材料にはなりにくいようです。

4/28は米第1四半期GDP速報値の発表。個人消費の鈍化が見込めていますが、4上の米雇用統計と同じく悪い指標の発表であったとしても、市場は無視するかもしれません。

 

総じて、マーケットは上昇機運が高まっていると思います。むしろ、上昇の持続力が気になるところです。

 

さらには明日は、権利確定日であり5.10日(ゴトウ日)。暦の上では、2つの日が重なるのは稀です。

世界情勢が動かなければ、暦の理由がマーケットを大きく動かすかもしれません。

 

ゴトウ日といえば、多くの企業で給料日。私の勤め先もそうです。

給料日は確定拠出年金(401,iDeCo,DC)の掛け金振り込み日でもあります。掛け金分配比率を見直す機会としても、明日の動向が気になります。

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