この記事は、
の続編です。
目下、株式相場は暴落中です。暴落前の高値で買った銘柄は、含み損を抱えています。含み損を解消するために売買を繰り返すと、平均取得単価が下がり一見赤字が小さくなったように見えます。これをあたかも自分のトレードの実力で小さくしたかのように錯覚してしまいがちです。
ちゃんと帳簿つけて売買すれば数字のカラクリはみえてきますが、乱高下する相場の渦中にいると自分に都合よく考えてしまいます。
確定拠出年金は原則60歳まで手元に現金を引き出せません。そのおかげで運用開始以来の通算の成績が一目でわかります。株式トレードをしているどれほどの人が運用利回りを気にしているでしょうか。口座に振り込んでいる資金を自分の都合で勝手に引き出しせる株式トレードでは成果が見えづらいです。たとえば「資金が2倍になったのが成果」という人がいたとします。「じゃぁそれはいつの時点から? それ以前に損失は出してなかったの?」とか「利回りはどうなってるの? さらに2倍になるのはいつの時期なの?」とか聞いてみたくなります。私も遊び程度の資金で株式トレードをしています。でもこうした質問にはうまく答えられません。
手数料も税金もかかる株式トレードでは、毎日スイッチングの手法は複雑になってしまいお勧めできません。と云うことを前記事で述べました。
確定拠出年金で手持ちぶたさ解消
10月からの株式暴落の状況は止まりません。株式相場の暴落をじっと我慢して見ているだけではあまりにも辛いです。含み損は何とか解消したいです。置かれている状況は私も同じです。
押し目買いをしようにも、まさかこんなに下がるとは思ってませんでしたので10月内に資金を使い果たしてしまいました。落ちるナイフはやはり危険ですね。。今は手持ちぶたさです。
私が「確定拠出年金の毎日スイッチング」を続けている 1つの理由は、手持ちぶたさであるがために株式への関心をなくしてしまう怖さです。
TOPIX連動株式商品と定期預金商品の間で毎日スイッチングをしています。次のスイッチングを同日に同量分が約定するように指図すれば、どんな相場の状況にあっても損失は出ません。
買い:定期預金商品→TOPIX連動株式商品
売り:TOPIX連動株式商品→定期預金商品
損失が出ないので気楽です。相場がさらに上がりそうであれば買いを強め、下がりそうであれば売りを強めます。相場の波に合わせた順張り運用です。相場の波に触れていると、新聞やネットでの経済ニュースへの関心を持続できます。
確定拠出年金の運用に専念することで、株式トレードでの手持ちぶたさ感が和らいでいます。
まとめ
株式投資をやっている人でも、確定拠出年金ほったらかしの人が多いです。
株式トレードで手が出しづらい状況です。こんなときこそ確定拠出年金に目を向けてみましょう!