ブラックフライデーと独身の日。それぞれ米国と中国の超巨大バーゲンで11月に行われます。消費動向を占ううえでも注目されています。
ブラックフライデー
11月第4木曜日は、米国では感謝祭(ThanksGiving Day)で祝日。その翌日が「ブラックフライデー」と呼ばれます。小売りが一斉にバーゲンを行い消費が一気に盛り上がります。クリスマス商戦の開始の日でもあります。ブラックフライデーは祝日ではありませんが、感謝祭から土日を含めて4連休とするのがこのシーズンの過ごし方のようです。
今年の感謝祭は11/23にあたり、奇しくも日本の勤労観者の日と同じでした。翌日はプレミアムフライデー。4連休にした人も多いでしょう。でも、私は出勤しました。年末にかけて納期が迫り落ち着かない時期です。それに、12月からは忘年会でなんだか忙しいです。。同じ暦の並びでも、各国事情は違うと思います。
日経新聞11/25『米年末商戦 富裕層が主役』によれば、前年比3.6%~4%の増収になるとの全米小売協会(NRF)の予測を紹介しています。伸び率は過去5年平均(3.5%)を上回り、旺盛な個人消費が景気を下支えしそうだとのことです。株高の恩恵で購入意欲を強める富裕層が牽引するとの見立てです。年長者ほど株式を保有する傾向があります。当記事に掲載の米消費者信頼感指数の2年間の推移でも、35~54歳のレンジは上昇傾向で、35歳未満は一進一退です。
独身の日
11/11は中国では独身の日。こちらは祝日ではありません。1が4つ並ぶので独身の日と云うそうです。ネットセールの日として年々大盛り上がりです。
とくに、中国ネットショッピング界の巨人アリババ集団は、注目されます。刻々と変わるリアルタイムの売り上げ動向を大スクリーンで映し出しライブ感を演出します。日経新聞11/23『「独身の日」セール、宴の後』によれば、2016年実績を4割上回る約2兆8500億円の取引額を記録したとのことです。
開始3分で100億元を超えたとの派手なスクリーンが記事の写真となっています。からくりもあるようです。予約注文の累計が独身の日の取引額として集計されているようです。それに複雑な値引きが横行し、アリババ集団の業績アップにはつながていても、消費者の不満とも悲鳴とも取れる声が出てきているようです。返品・返金の仕組みが複雑だったり、スマホゲームで長時間遊ぶことが条件だったり。
消費の先食いも心配されています。
まとめ
確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)でスイングトレードをする私には、各国の暦が気になります。
日本ではこの時期になると、正月の過ごし方など家族で話すことが多くなります。年賀状の準備もしなくっちゃ。我が家は本日は、近くの公園に年賀状向けの写真を撮りに行く予定です。