世の中で私以外の人には全く不要な機能かもしれません(笑)。毎日スイッチングする人にとっては、ぜひ実現してほしい機能です。
そもそも、確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)の主旨からして、標準装備されるべき機能だともいえます。
私がほしいワケ
スイッチング予約機能がほしいです。
サラリーマンである私は深夜帰りは日常茶飯事です。そんな日でも、夜な夜なスイッチングの指図を出しています。
スイングトレード的なやり方で売買額を決めているので、何曜日にどれ位か売買しようか、週初の日曜日に決めています。もちろん、北朝鮮ミサイルが襟裳岬を通過するトンデモナイ事態が勃発すれば計画が全て崩れますが、ノーマルに推移する週は事前に運用指図を出しておきたいと思います。深夜よなよなは40代後半の私には翌日にの体調に響きます。スイッチング設定を連射できる機能が装備されていれば、大変ありがたいです。
確定拠出年金の主旨からしても
長期投資を前提とした年金制度です。年金制度なので、株式や債券の知識ゼロであるごく一般の人にも受け入れられなくてはなりません。まだまだ制度に工夫が必要です。
厚労省は検討を進めています。
その一つは、商品の選択候補が沢山ありすぎると加入者が迷ってしまい、その結果元本確保型商品(定期預金、保険)に流れてしまうという懸念が問題視されてきました。そこで、商品ラインアップは35本までの方針を打ち立てました。
運用商品提供数は35本までの指針
商品選択で困り運用を放置する加入者も多いです。加入時に強制的にデフォルト商品を決めてしまおうとの動きもあります。金融業界が推進する考え方ではありましたが、厚労省の6月の検討部会では「待った」が掛かっているのが現状です。
さて、運用指図の予約という考え方は、そんなに突拍子のある話ではありません。実は海外の確定拠出年金が先行しています。
英国では、ターゲット・イヤー・ファンドが確定拠出年金のラインアップ商品にあるのが一般的だそうです。「若いときはリスク性の高い株式の比重を高め、退職が近づけばリスクの低い債券に移行する」考えで運用される商品です。
現状のターゲット・イヤー・ファンドは、株式や債券の構成比率が、加入者の年齢に応じて自動的に切り替わります。
私の感覚では自動は気持ち悪いです。自らの意志で「将来を予約」する機能は、どれだけの加入者が利用者が使うかはさておき、標準装備されてほしいです。ただ、自分の意志とはいえ、設定して何年も経てば予約したことすら忘れてしまいます。予約した時点から世の中の情勢はもちろん変化します。そうしたことも考慮して、定期的に加入者にアラートしてあげる機能も合わせて実現してほしいです。
「損失限定」ラインのアラート機能を確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)に搭載してほしい
まとめ
昨今、AI(人工知能技術)を金融業界に取り入れる試みが盛んです。手軽さや自動をアピールしすぎていないだろうか?
金融知識のない一般人の感覚では、気持ち悪いです。
予約機能とそれを補完するアラート機能。
世の中に星の数ほどいる金融コンサルタントは、こうした機能を活用してビジネスチャンスを広げてほしいです。予約のための人生設計コンサル、アラートと同時に適切なアドバイス。専門家が介在する余地は十分あります。
確定拠出年金の普及・推進には、まだまだ工夫が必要です。