待つ力、上放たれ日経平均は27年来高値!

ふぅ~、報われました。待ったかいがありました!

日経平均株価は9月最終日に1月以来の2.4万円に到達。本日(10/1)は年初来高値で26年10ヵ月ぶりの記録、24,245.76円です。

事情は違えど今年も昨年と同じく夏場は膠着相場となりました。9/13にはこんなツイートをしてました。

 

 

やはり昨年と同じく秋に急上昇でした。2.3万円の壁を破った後は一気に2.4万円です。

売買の活気も戻ってきました。東証1部売買代金は9月後半に伸びました。

9/29日経新聞『売買代金、半年ぶり高水準』によれば、1営業日あたりの東証1部売買代金は、9月は2兆6452億円で前月より4340億円多く、3月以来の高水準とのことです。

膠着していた頃には、「2.4万円回復には3兆円の活況が必要」なんてトーンの市場関係者のコメントをよくみかけました。9月はその3兆円を4営業日に達しました。先物主導で上昇したわけですが、後追いながら漸く現物売買の活気が戻ってきました。




不当に安い日本株

日経平均株価は27年ぶりの高値圏です。

ただ、この急上昇にあって企業業績に見合った株価水準にはまだ達していません。14~16がノーマルといわれる日経平均PERは9/28終了時点で13.88です。日経平均は2.5万円を超えてもおかしくない状況です。

 

日経新聞9/29『日本株、稼ぐ力に再評価』によれば、日本企業全体を現す法人企業統計(金融・保険除く全産業)での経常利益は17年度に83兆円と、バブル期の91年度比で2.5倍に拡大しています。

長年の弱点であった企業の利益率や資本効率の低さも改善されつつあるといいます。

・91年度に2.3%だった売上高経常利益率は18年度4~6月期には7.7%まで向上。当記事掲載の1954年からの時系列グラフをみると、リーマンショックを境に上昇が顕著です

・自己資本利益率(ROE)は17年度に10%台に乗せ欧米並みに。25年には12%に達するとの見立てもあるようです。人手不足に対応するためのIT化や自動化が資本効率の改善を促していようです。

 

短期的には円安も追い風となっています。当記事によれば、想定為替レートを公表している主要117社は1ドル=110円かそれより円高方向に前提を置く企業が94%を占めるとのことです。現在113円台です。3月期決算企業は期末に向けて業績上方修正に向かう可能性が高まっています。

ぱそたく

まとめ

毎日スイッチングをしながら膠着相場を耐えてホッとしています。

ただ、TOPIXは道半ば。確定拠出年金の国内株投信の伸びはイマイチです。慎重さを忘れずいきたいところです。