日経平均炸裂! バブル崩壊後最高22,937円。

昨日11/7、日経平均株価はバブル崩壊後戻り値22,666円を軽々と突破しました。400円近くの大幅上昇でした。相場は休みません。本日11/8は開始後200円近く下げたものの押し目買いの勢いでその後は上昇。結果としては23円安で休んだようにも見えますが、ハラハラドキドキの相場でした。休んだ気がしません。




派手な日経1面

タイトルこそ自虐的ですが、本日の日経新聞1面トップは『日経平均 周回遅れの高値』でした。その左にはトヨタの決算発表記事です。時価総額No1のトヨタ四半期決算は必ずと云ってよいほど1面にでます。トヨタ決算発表をみると折り返し地点にきたなと感じます。19面下には決算集計状況が載っており、56.0%の集計対象企業が開示されていることがわかります。たしかに折り返し地点です。トヨタは良好でした。一面には、値がさ株筆頭で日経平均に大きな影響を与えるファーストリテイリングの柳井会長のカラー写真もお目見えします。

派手な一面でした。

 

バブルとの比較

日経平均株価は1989年12月、38,915円を付けました。これが今でも市場最高値です。今年は世界各国の株式市場で史上最高値を更新してますが、日本においては史上高値の半値を超えた程度で浮かれた気分です。日経1面トップのタイトルが「周回遅れ」というのもそんな背景があります。

私は、日経平均史上最高値を付けた時分は高校生でした。景気の良さは感じつつも実態はよくわかりません。直近の株高は資産形成の上で大変ありがたいことですが、同時に嬉しいのはバブル期との比較記事が頻繁に登場することです。「バブルは怖い」、誰もが洗脳されています。でも、実態を知らないのが今日投資に励む現役世代のアリ様です。歴史を学ぶ気持ちでバブル期との比較記事を読んでいます。本日1面トップ記事では、こんなポイントが紹介されています。

・1996年に比べて日経平均採用銘柄の1株利益は約4倍

・海外展開を内需企業でも加速。2014年に実質国内総生産(GDP)が0.5%減の中で経常利益増益となる戦後初となる現象が起きている

・株価収益率(PER)は1996年には60倍前後だっが、時価会計導入や企業統治改革進展で約15倍まで低下。

・1990年以降に上場した日本企業で時価総額1兆円を超えた企業はソフトバンクや楽天などごく一部。新陳代謝は進んでいない

 

まとめ

浮かれてばかりはいられません。相場の波に合わせてノラリクラリと確定拠出年金(401k,iDeCo,DC)の運用に励む私は、短期的なトレンドよりも20〜30年前と比較した事実への関心が高いです。




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