矛盾を生きる術、毎日スイッチング

謹賀新年。いわずもがな、コロナ、コロナ、コロナ。。
毎年初回のブログ記事は第一声に悩みますが、今年はこの疫病に触れないわけにはいきません。昨年の正月明けからはじまった疫病騒動は1年経ても収束の目途が立っていません。目下第3波の感染拡大で外出自粛が強く要請され、残念ながら「明けましておめでとうございます」がむなしく明けても閉塞感で覆われた新年です。
実体経済が深刻さを増しているにもかかわらず昨年2020年の株式市場は世界的に大相場となりました。実態をともなわない株高で世の中は矛盾に満ちています。
でも矛盾を嘆き憂いてばかりではいられません。実体経済が”矛”なら株式相場は”盾”です。日々の仕事は苦しいですが、資産形成にも注力しこの混乱に立ち向かいましょう!




2020年は世界的な株高、流れが変わる気配なし

日経新聞12/31『時価総額 世界で15兆ドル増』によれば、世界の株式時価総額は100兆ドル(約1京円)を超え、この1年間で約15兆ドル増えました。
株式への資金流入は必然の流れです。
新型コロナの経済影響を抑えるために世界の中央銀行は市中にマネーを流出するため、裏付けとなる債券を大量に購入しています。主要9中央銀行が債券を購入した額は、当記事によれば9.7兆ドル増加しました。中央銀行が購入をすることで債券の価格は上がり利回りは下がります。債券での運用が難しくなった投資家の資金は株式市場に流れ、株価を押し上げる緩和相場を生み出しています。

実体経済からみれば明らかにバブルです。しかし、金融緩和策が縮小に向かう気配があらわれないので、こうした株式への資金流入の図式は変わっていません。感染がさらに拡大したりワクチン普及が進まなければ実体経済を冷やしこみますので、金融緩和策はむしろ強化せざる得なくなるかもしれません。

 

矛盾を生きる術、毎日スイッチング

未曾有の金融緩和策が歴史的な株高を生み出しました。逆に言えば、コロナ感染の収束がみえれば、金融緩和策の縮小の議論が沸き上がり株式市場に下落圧力が強まるはずです。
コロナ克服はもはや人類の悲願です。転換点は今年のどこかで迎えるでしょう。
では転換点で何が起こるのでしょうか?わかりません。コロナ禍にあって脱炭素社会を推し進めようとしています。温室効果ガスの排出が2050年に実質ゼロが実現したところで、本当に環境にやさしい社会であるのか実際のところは明確ではありませんが、脱炭素が経済活性化のための主要テーマであることは明らかです。「コロナが落ち着いても脱炭素への期待から株式市場は好調を維持する」といったシナリオの浮上は十分考えられます。

私たちにできることは、転換点の到来を認識すること、そしてそのタイミングでどのようなシナリオが形成されているかを見極めることです。
そのためには矛盾に満ちた世の中の動きと日ごろから対峙する姿勢が大切です。私の場合は、『確定拠出年金の毎日スイッチング』によって今年も試行錯誤を繰り返していきたいおもいます。興味がありましたら以下のページなどご覧ください。

ヒント・ノウハウ

 

まとめ

資産形成は独りで黙々と取り組むのはシンドイです。ツイッター(@kab_suke)でも日々つぶやいていますのでそちらでの交流も歓迎です。
2021年もがんばっていきましょう~!よろしくお願いします。