12/20週振返り:変異種に静まるクリスマス、合意なき離脱をついに回避

先週は英国発の二つのトピックで揺れました。

一つ目はコロナ。感染拡大が著しい南東イングランドでは症例の半分以上が変種ウイルスであることが明らかになりました。これまでにも変異種は各国で発見されていますが、感染力が70%高いとのことで警戒が高まっています。クリスマスで行動制限を緩和する予定であった英国ですが変種ウイルスの拡大でクリスマス当日12/25に限定したりと厳しい状況です。この変種ウイルスは既に他国にも広がり、さらには南アフリカで別の変種で悩まされています。

もう一つは英EU離脱問題で12/24、ついに自由貿易協定が合意に漕ぎ着けました。EU各国での承認が進み、英国でも本日12/30に承認の見込みです。経済の規模という点では影響力が小さいはずの漁業権問題での英国の譲歩が合意の決め手となりました。極めて政治的な決着で事情通にはこの結末はみえていたのでしょうか。この4年半を振り返っても、英EU離脱問題で世界の株式相場が深刻化したのは国民投票のときだけでした。

もし英国に住んでいたらどんな心持ちでクリスマスを過ごしたのでしょうか。つい英国に想いを馳せる先週一週間でした。

 

12/20週間ツイート

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